米上下民主党議員、住宅ローン返済負担軽減させる法案を提出へ

2009年 01月 6日 11:52 JST
 

 [ワシントン 5日 ロイター] 米上下両院の民主党議員は6日、住宅差し押さえに歯止めをかけるため、裁判官が住宅ローンの返済負担を軽減することができるようにする法案を提出する見通し。

 上院では前年春に類似した法案が審議されたが、ブッシュ大統領や多くの共和党議員の反対で可決されなかった。ただ法案の支持者は、住宅市場危機の深刻化やオバマ次期大統領への政権移行を理由に、今回可決の可能性は高いとみている。

 6日に法案提出を予定しているブラッド・ミラー下院議員は「前回この策が審議されてから、経済状況は悪化しただけだ」とし、差し押さえや住宅価格下落を阻止しなければ、景気は一段と悪化する、と指摘した。

 この法案では、破産裁判における裁判官は、現在クレジットカードなどの債務を改変するのと同様の方法で住宅ローンを改変することができる。

 一方、住宅業界からは、長期にわたり適用される住宅ローン規則を定めるには適切な時期でない、との声もある。

 米抵当銀行協会(MBA)のロビイスト、フランシス・クレイトン氏は「クレジット市場の動きは振り子のようだ。数年前にクレジットが高水準であったことを受け入れれば、現在は恐らくクレジットが少なすぎる状態といえる」と指摘。その上で、強引な規制は振り子の動きを過度に制限された状態で固定することになる、と述べた。

 ただ、法案に反対してきた向きも、危機が一段と悪化するなか反対姿勢を弱めている。

 全米家屋建設業者協会のジェリー・ハワード会長は前週声明で「この危機は全ての解決策を動因しなければならないほど深刻だ」との見方を示した。

 同協会は前回法案が提出された時には可決阻止に向けロビー活動を行っていた。

 
 
Photo

ロイターオンライン調査

写真

デフレ環境下で急速な円高が進み、「ドバイショック」も加わった。「日本株は売り材料ばかりで、八方ふさがりだ」との声も。  ブログ