11月の豪小売売上高は予想外の増加
[シドニー 7日 ロイター] オーストラリア統計局が発表した11月の小売売上高は季節調整済みで前月比0.4%増と、予想外の増加となった。経済情勢は不透明で家計の資産も目減りしているが、借り入れコスト低下やガソリン価格下落を受け、2カ月連続で良好だった。
同統計を受けて投資家の間では、豪準備銀行(RBA)が来月、政策金利を大幅に引き下げる可能性が小さくなった、との見方が出ている。
ロイター調査によるエコノミスト予想の中央値(季節調整済)は、前月比0.3%減だった。また10月は同1.0%増に上方修正された。
マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライアン・レディカン氏は「世界の他地域では消費が低迷しているが、オーストラリアの消費者は10月と11月に支出したことが示された」と指摘。第4・四半期の小売売上高は1.0%増と、堅調な内容になる可能性があるとしている。
また同氏は「中銀は状況を評価する時間的な余裕ができた。2月に非常に大きな利下げが行われる可能性は、後退した」との見方を示した。
RBAは昨年9月以来、3%ポイント利下げし、1990年代初頭のリセッション(景気後退)以降で最も積極的な金融緩和を行っている。
市場では、RBAは2月3日の会合で政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げると予想されていたが、小売売上高統計の発表後には、インターバンク市場が織り込む利下げ幅は75bpに縮小した。
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