定期分配型ファンドの12月末純資産は‐0.1%

2009年 01月 8日 19:18 JST
 

 [東京 8日 ロイター] 投信情報サービス会社トムソン・ロイター・リッパーによると、定期分配型ファンドの2008年12月末純資産残高は前月末比0.1%減の28兆0381億円となった。

 微減ながら5カ月連続の減少。対ドルで円高が進み、ドル建て資産に投資するファンドの資産価値が目減りしたほか、資金の流出超が続いたことが背景。

 為替などの金融市場が不安定な動きを続ける中で、新規投資を手控える投資家が多く定期分配型ファンドの草分けである国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(通称:グロソブ)62002137JPも3カ月連続で資金が流出超となった。

 12月は東証株価指数が7カ月ぶりに前月比2.9%反発したほか、英FT100種総合株価指数が4カ月ぶりに3.4%反発し、一部の株式ファンドは恩恵を受けた。また、ハンセン中国企業株(H株)指数が10%近く続伸したほか、インドのムンバイSENSEX指数が4カ月ぶりに、ブラジルのボベスパ主要株価指数も7カ月ぶりに反発するなど新興国の株価回復もプラス材料だった。ただ、ロシアのRTS指数は約4%下げ、7カ月連続の下落を記録した。

 一方、円はドルに対し5%強上昇したほか、対英ポンドで10%、対カナダドルで3.8%それぞれ上昇し、これらの通貨建て資産に投資するファンドは痛手を受けたとみられる。

 1月7日付のリッパー・データ・リポートによると、国内籍追加型公募投信で年4回以上分配金を支払う定期分配型ファンドは12月末で前月比4本増の727本。リッパーの推計では設定額から解約額を引いた純流出入額はマイナス947億円で、前月に比べ流出が加速した。前月の純流出額は81億円だった。 

 <大型ファンドの資金流出傾向続く>

 個別ファンドで純流出額が最大だったのはグロソブで311億円の流出超。「市場の先行き不透明感が強いためリスク性資産への投資に慎重な投資家が多く、11月、12月は資金の流入が極端に細った」(国際投信広報担当者)という。2位は野村アセットマネジメントの「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JPで89億円。同ファンドは12カ月連続の流出超。3位はピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(通称:グロイン)62004937JPで69億円。  続く...

 
 

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