中国需要拡大で液晶・半導体など生産・受注底入れ
[東京 15日 ロイター] 液晶パネルや半導体、電子部品などエレクトロニクス製品の主要デバイスの生産や受注の底入れが広がってきた。中国での需要拡大などを背景に、シャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)ではテレビ用液晶パネルの生産が急回復している。
また半導体・電子部品メーカーからは受注が下げ止まり、小さく反発しているとの声が聞かれる。ただ、足元の動きは昨年末以降の急激な生産調整の反動の色合いが濃いとみられ、本格回復につながるかどうかは不透明だ。
<亀山工場がフル稼働>
シャープの片山幹雄社長は8日の記者会見で、液晶パネルの主力工場の亀山第2工場(三重県亀山市)がフル稼働に入ったことを明らかにした。1-3月は操業率が半分程度に落ち込んでいたが、片山社長は「この2週間から1カ月でびっくりするくらい市場は動き始めた」と強調。従来から取引のあるテレビメーカーからの注文に加え、中国メーカーからの引き合いがおう盛だという。
同社は2010年3月までとしていた大阪・堺市に建設中の液晶パネル新工場の稼働を今年10月に前倒しすると決定。「この秋に(堺工場を)動かさないと、(パネルは)全く足らない状況になる」(片山社長)としている。
ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)の石田佳久・業務執行役員テレビ事業本部長は15日の薄型パネル展示会での講演で、テレビ用液晶パネルの市況について「今年1―3月は供給過剰状態が続いたが、(今年)前半のうちにその状況は急速に緩和され、後半にはパネル業界は需要回復に向かうと予測している」と指摘。シャープと同様の見方を示した。
<中国需要に期待>
米調査社のディスプレイサーチによると、2009年の液晶テレビの世界需要は前年比約14%増の1億2000万台の見込み。同社は、世界不況の影響で「2009年は需要予測が最も難しい年」とした上で、1890万台(前年比41%増)としている中国の液晶テレビの需要は「2000万台を超える可能性がある」としている。 続く...












