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ソフトバンク、純有利子負債を15年3月期に完済へ
2009年4月30日 / 09:53 / 8年後

ソフトバンク、純有利子負債を15年3月期に完済へ

 [東京 30日 ロイター] ソフトバンク(9984.T)は30日、旧ボーダフォン買収時から高水準で推移している純有利子負債残高について、2012年3月期に半減させた上で、2015年3月期には完済を目指すと発表した。

 4月30日、ソフトバンクは15年3月期に純有利子負債の完済を目指すと発表。写真は孫社長。2006年9月撮影(2009年 ロイター/Toshiyuki Aizawa)

2009年3月末の純有利子負債は1兆円9395億円。大規模投資を抑えながら、今後3年間の累計で1兆円前後の純現金収支(フリーキャッシュフロー)積み上げを目指し残高削減を目指す。

 配当については、2010年3月期に前年比倍額の1株あたり5円を計画する。さらに、純有利子負債が半減する2012年3月期と、残高をゼロにする2015年3月期にさらに増配を目指すとした。

 2010年3月期の連結営業利益予想は前年比16.9%増の4200億円。契約あたり月間収入(ARPU)の底打ちによって携帯電話の通信料売上高の増収を見込み、5期連続の最高益を目指す。トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト4人の予測平均値4336億円を下回った。フリーキャッシュフロー予想は2500億円で、前年の1815億円から38%の増加とした。

 売上高予想は公表していないが、会見した孫正義社長は「増収を見込む」と述べた。携帯電話端末の販売台数は減少基調にあるが、利益のとれる携帯電話の通信料が増収基調にあることを強調した。

 2010年3月期の設備投資は2200億円の計画で、前期実績の2590億円から減少する見込み。孫社長は「ボーダフォン買収の先行投資は一巡し、設備投資のピークは過ぎた」として、今期以降も低い水準の設備投資にとどまるとの見通しを示した。

 <携帯端末販売は14%減>

 2009年3月期の連結業績は、携帯端末の販売台数が減少したことか、連結売上高は前年比3.7%減の2兆6730億円となった。端末販売台数は2009年3月期に842万台で、前年同期の988万台から14.8%減少した。携帯電話契約数では、新規契約から解約を差し引いた純増数が前年比11%増の204万件。NTTドコモ(9437.T)、KDDI(9433.T)を抑えて2年連続でトップ。3月末の契約数は2063万2900件だった。

 携帯端末の販売が落ち込んでいるが、孫社長は、端末販売は代理店への奨励金などがかさむことから「利益の出る事業ではない」と指摘。この一方で、09年3月期は、携帯電話の通信料の売上高が伸びたことから「利益の出る事業構造になっている」と強調した。

 営業利益は前年比10.7%増の3591億円となり4期連続で最高益を更新。トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト3人の予測平均値3601億円とほぼ同水準だった。

 当期純利益は前年比60.3%減の431億円。保有していた債務担保証券(CDO)8銘柄にディフォルトが発生し、750億円の特別損失を計上したほか、前期に中国のインターネット関連企業アリババ・ドット・コム1688.HK株の上場益を計上した効果がなくなったのが響いた。

 1株あたり配当は前年比変わらずの1株あたり2.5円。

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