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伊経済の景気後退は予想以上、財政赤字目標達成に向け追加の緊縮策は不要=経済相
2013年6月14日 / 01:52 / 4年前

伊経済の景気後退は予想以上、財政赤字目標達成に向け追加の緊縮策は不要=経済相

* レッタ首相、減税と赤字削減の両立図る

* イタリア経済、政府の予測超えるマイナス成長となる可能性

* 1─5月のデータ、財政赤字の大幅拡大示す

* 2013年の財政赤字対GDP比は4%に=トレモンティ元経済相

[ローマ 13日 ロイター] - イタリアのサッコマンニ経済・財務相は13日、議会で発言し、予想以上に深刻なリセッション(景気後退)が同国の公的財政を悪化させているが、追加の財政緊縮措置なしに財政赤字を対国内総生産(GDP)で3%を下回る水準に抑えることは可能、との見方を示した。

同相は、景気低迷は、消費支出の落ち込みに影響する消費税を中心に、税収に重くのしかかっていると指摘。ただ、今年の財政赤字を対GDP比2.9%に抑えるとの目標を達成するために是正措置が必要になるかとのロイターの問いには、「そうは思わない」と答えた。

欧州連合(EU)は財政赤字の上限を3%と定めている。

年初来のデータはイタリアの財政赤字の大幅拡大を示し、財政赤字の対GDP比が昨年の水準である3.0%を大幅に上回る可能性に懸念が強まっている。

イタリアのレッタ首相は、財政健全化というEUに対するコミットメントと、減税という連立政権としての公約の両立を図ろうとしている。

首相は、連立を組むベルルスコーニ氏率いる中道右派の要求を受け、居住用住宅に対する課税を停止、来月実施予定の消費税増税についても阻止に向けた圧力にさらされている。

ただ、サッコマンニ経済相は、居住用住宅への住宅税を完全に撤廃し、消費税を永久に引き上げない場合、年間80億ユーロ(106億ドル)がかかると発言。「この不足分を補うには厳しい措置が必要になるが、そのような措置は現時点で見当たらない」と上院で語った。また、政府は消費税の増税を回避する、あるいは遅らせるため全力を尽くすだろうが、自分はその保証はできないと述べた。

同相は、2.9%という財政赤字目標の達成は「絶対にできる」とし、「すでに欧州中央銀行(ECB)に対し再確認した」と述べた。

イタリアの今年の公的部門の財政赤字は対GDPで130%と推定され、ユーロ圏ではギリシャに次いで高水準とされる。

今年のイタリア経済について、多くのアナリストは少なくとも1.6%のマイナス成長を予想しているが、経済協力開発機構(OECD)や格付け会社ムーディーズとフィッチはマイナス1.8%を予想。1─5月の公的部門の財政赤字は560億ユーロで、昨年から200億ユーロ増えたうえ、政府の通年目標である550億ユーロをすでに上回っている。

緊縮財政を維持したトレモンティ元経済・財務相は今週、是正措置が講じられない場合、今年の財政赤字は対GDPで4%に達するとの見通しを示した。

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