Reuters logo
FOMC通過後に落ち着き取り戻す可能性=来週の外為市場
2013年6月14日 / 07:33 / 4年前

FOMC通過後に落ち着き取り戻す可能性=来週の外為市場

[東京 14日 ロイター] - 来週の外為市場は、18─19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の焦点となる。それまでは期待感とポジション調整のせめぎ合いになる可能性が高く、引き続き不安定な動きになりそうだ。FOMCを無難に通過できれば、相場は落ち着きを取り戻す可能性が高い。

予想レンジはドル/円が93.50─97.50円、ユーロ/ドルが1.3150─1.3450ドル。

今週のドル/円相場は大荒れとなった。決算を前にしたファンドの売りが止まらず、ドル/円は一時93.75円まで下落、日銀が「量的・質的金融緩和」に踏み切った4月4日以降の上昇分をすべて吐き出した。

売られたのは日銀への失望感というより、米連邦準備理事会(FRB)のスタンスに不透明感が出てきた影響が大きい。量的緩和(QE)縮小観測により、ドル相場のボラティリティが高まった結果、円キャリー取引が巻き戻された。「何が起こるかわからないから、とりあえず売っておこうという動きが入った」(国内証券)という。

来週も前半はこの動きが続きそうだ。市場では「このところボラティリティが高いので、取引を手控える動きも目立つ。このままスルスルと上がっていくとは考えにくく、FOMCまでは不安定な値動きになる可能性が高い」(国内金融機関)と警戒する声が出ていた。

「FOMCまでは期待感と、ハシゴを外されたら怖いという、ポジションを持っている人たちのせめぎ合いになるだろう」(大手邦銀)という。

焦点のFOMCでは、QE縮小観測はひとまず後退するとみる市場関係者が目立つ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ為替ストラテジスト、植野大作氏は「QE縮小をめぐる思惑でこれだけボラティリティが上がっていることを踏まえると、マーケットが心配しているようなタイミングでQEの早期縮小観測を助長するような発表にはならないだろう」と予想。その上で「FOMCを無難に通過して、ヘッジファンドの決算と言われている6月が過ぎ、新しい期が意識されてくれば、相場は落ち着きを取り戻すのではないか」との見方を示した。

カギを握るのは株式市場の動向だ。日経平均は「もはや1人で上がる力はないので、米株に引っ張ってもらうしかない」(大手邦銀)状況にあるものの、QE縮小観測が後退すれば米株は上昇する可能性が高く、日経平均株価とドル/円をサポートする公算が大きい。

先行きについて、みずほ証券チーフFXストラテジスト、鈴木健吾氏は「混乱が始まってからそろそろ1カ月経つが、各市場とも売買をかなりこなしてきている。イベントを通過すれば徐々に落ち着いてきて、ドル/円、株式市場ともにもみ合い相場に移行し、その後は緩やかに上昇していくのではないか」との見方を示した。

(ロイターニュース 志田義寧)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below