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アジア通貨動向(14日)=総じて上昇、アジア株式上昇を受けたショートカバーで
2013年6月14日 / 09:43 / 4年前

アジア通貨動向(14日)=総じて上昇、アジア株式上昇を受けたショートカバーで

[シンガポール 14日 ロイター] - 14日のアジア通貨市場では、ほとんどの通貨が上昇した。アジア株式市場が堅調だったことで通貨のショートカバーが誘発された。しかし米連邦準備理事会(FRB)による金融刺激策縮小への懸念を背景に、週間では総じて下落した。

堅調な米国経済指標が続く中、FRBが債券買い入れを縮小するという観測が依然強いため、新興国通貨がさらに上昇を続けることは難しいと見られている。

FRBによる引き締めは、米国とアジアの金利差を縮小し、アジア地域への資金流入を減じさせることになるだろう、と市場関係者とアナリストは指摘した。

シンガポールのメイバンクの外為調査責任者、Saktiandi Supaat氏は「米国から強い経済統計が出続けるのならば、アジア通貨がドル高に対抗するのは難しいだろう」と述べ、投資家はFRBによる政策変更に警戒していると語った。

インドネシアルピア は上昇し、1ドル=9975ルピアとなった。副財務相が量的緩和縮小に起因する動揺に対しては措置の用意ができていると述べたことが材料となった。

市場関係者によると、中央銀行はルピア安を阻止するためにドル売り介入を行ったようだ。

ある市場関係者によると、投資家の中には中銀が年末までに翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)を75ベーシスポイント引き上げると予想する向きもある。

台湾ドル は海外金融機関からの需要で値を上げた。

タイバーツは債券への資金流入とショートカバーを背景に、薄商いの中高くなった。週間でもバーツは0.5%高となり、他のアジア通貨の下落傾向とは違う動きとなった。中銀総裁は、先週バーツ買い/ドル売り介入をしたことを明らかにしている。

韓国ウォンはショートカバーと輸出業者による需要で堅調な展開となったが、海外投資家が継続して株式を売り越したために上値は限定的だった。

フィリピンペソ は中銀の政策据え置きを受けてドルロングの処分が起こった結果、上昇した。

週間でペソは1.4%安と、他の通貨よりも下落幅が大きくなった。

投資家は18─19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。

スコティアバンクは顧客へのノートで、「来週のFRB会合は非常に興味深い。遠くない将来での緩和的政策の縮小が強く示されることを市場が強く期待していることは、新興市場からの資金引き揚げの度合いを見れば分かる。FRB議長がそのような可能性についてはっきりと認めない状態が数カ月続くならば、ショートカバーによる急激な動きがアジア通貨でみられる可能性がある」と述べた。

*0750GMT(日本時間4時50分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

円          95.04

シンガポールドル   1.2514

台湾ドル       29.848

韓国ウォン     1126.40

タイバーツ      30.48

フィリピンペソ    42.82

インドネシアルピア 9875.00

インドルピー     57.64

マレーシアリンギ   3.1150

人民元        6.1318

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