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UPDATE 2-IMF、対米年次審査で歳出削減見直し求める FRBは年内は量的緩和継続する必要
2013年6月14日 / 16:47 / 4年前

UPDATE 2-IMF、対米年次審査で歳出削減見直し求める FRBは年内は量的緩和継続する必要

[ワシントン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は14日、米国に関する年次審査報告を発表し、成長の足かせとなっている大幅な歳出削減を見直すよう求めた。

IMFは2013年の米成長率を1.9%と予想し、歳出削減の影響が弱まれば最大で1.75%ポイント上振れする可能性があるとの見方を示した。2014年は2.7%と4月時点の3%から下方修正した。

IMFは「2013年の赤字削減はペースが速過ぎ、やり方も良くない」とし、こうした削減の代わりに、予算案に沿った給付金削減と新規歳入の開拓などを行う必要があると指摘。教育、科学、インフラの各部門に対する歳出削減により、米国の中期的な潜在成長率が損なわれる恐れがあると警告した。

IMFは、米国の債務の対国内総生産(GDP)比率は110%でピークを付けた後は2015年から低下し始めると予想。

ただ、人口の高齢化と医療保健費用の増大により、公的財政は持続不可能な状態となっていると指摘。これまでの報告と同様、歳入増、および給付金削減による歳出減を図り、将来的な財政赤字の削減につながる包括的な財政計画を策定するよう促した。

 

ラガルド専務理事は記者会見で、「IMFは米国に対し、歳出削減ペースを落とすということだけでなく、財政を長期的に持続可能にするための中期計画を早急に策定することを助言する」と述べた。

そのうえで、医療保健制度やその他のプログラムに対する歳出増による影響は累積していくため、早急に対処することが重要となっていると述べた。

金融政策についてIMFは、米連邦準備理事会(FRB)は景気回復を支援するため、資産買い入れプログラムを少なくとも年内は維持する必要があるとの見方を示した。ただ、FRBは出口戦略を準備しておく必要があるとした。

IMFは緩和措置の引き揚げには困難が伴う可能性があると予想。また、超低金利政策を長期間継続することは、将来的に金融がぜい弱になる原因を作り出すなど、意図しない結果を招く恐れもあると警告した。

ラガルド専務理事は、「来年の経済見通しの前提として、われわれはFRBが毎月の(債券)購入額をごくわずかに縮小すると予想している」と述べ、FRBが来年、債券買い入れ規模を縮小し始めるとの見方を示した。

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