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ドル/円は神経質な展開、FOMC後の各市場の反応が焦点=来週の外為市場
2013年9月13日 / 08:53 / 4年前

ドル/円は神経質な展開、FOMC後の各市場の反応が焦点=来週の外為市場

[東京 13日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は神経質な展開となりそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)が最重要イベントだが、注目ポイントが多岐にわたり、マーケットのコンセンサスは定まりきれていない。FOMCの決定事項やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見後に、米債市場や新興国を含めた各国の株式市場がどう反応するかが焦点になるとみられている。

予想レンジはドル/円が98.00―102.00円、ユーロ/ドルが1.3100―1.3400ドル。

<多岐にわたるFOMCの注目ポイント>

17―18日に開催されるFOMCはFRBの金融政策上の転換点となる可能性がある重要会合になるが、注目ポイントは多岐にわたり「コンセンサスは固まっていない」(外為どっとコム総研の川畑琢也研究員)。

8月米雇用統計が低調な内容になったことで、市場の見方が動揺した。ロイターが雇用統計発表後に実施したプライマリーディーラー(米公認政府証券ディーラー)調査では、大半が今回のFOMCで債券買い入れ縮小が決定されると予想しているが、縮小決定は見送られるとの見方も根強い。

同調査によれば、縮小予想額は前回調査から減少。予想額の中央値は150億ドルとなった。「50億―100億ドル程度ならドル売り、200億―300億ドル程度ならドル買いの方向だろう」(国内金融機関)との声もある。

ただ、買い入れを縮小する場合でも、国債とモーゲージ担保証券(MBS)の「配分」によってはマーケットの反応が異なる可能性がある。縮小開始の場合は、フォワードガイダンス(将来の政策指針)を修正することで利上げ観測の高まりをけん制する展開も想定しうるとされる。

あおぞら銀行・市場商品部の諸我晃次長は、緩和縮小決定の場合、米2年債利回りと米国株がどう反応するかに注目している。米2年金利が上昇し、株価が下落しなければドル/円はサポートされるという。

<新興国市場も見逃せない>

FRBの緩和縮小観測で、ファンダメンタルズの脆弱な新興国の通貨には強い売り圧力がかかり、各国当局は通貨安防止に向けて対応に追われている。大手信託銀行の関係者は、FOMC通過直後となる19日のアジア株式市場の反応が重要になるとみている。

FOMCでの決定内容にもよるが、9月期末を前にして、ドル/円が上昇した場合でも一本調子で上げ続ける展開は見込みにくいとみられている。「今回のFOMCでの緩和縮小開始自体は織り込み済みで、ドルが急伸するとは考えにくい。100円を回復しても、50銭刻みで売りが控えている。すんなりと上にはいかない」(邦銀)との見方が出ている。

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