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東京外為市場・午後3時=ドル101円後半、かんぽ生命の運用方針受けた株高を好感
2014年5月22日 / 06:37 / 3年前

東京外為市場・午後3時=ドル101円後半、かんぽ生命の運用方針受けた株高を好感

[東京 22日 ロイター] -   
         ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円 
  午後3時現在 101.68/70  1.3664/68  138.94/98
 正午現在   101.53/55  1.3672/76  138.82/86
 午前9時現在 101.43/45  1.3680/84  138.77/81 
  
 NY午後5時 101.35/37  1.3685/87  138.71/75 

    午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の10
1円後半。かんぽ生命保険が2015年3月期に日本株と外債の保有比率を拡大する方針
であることが伝わり、株価が上げ幅を拡大したことを好感し、101円後半に上昇した。
米国債利回りの上昇もドル/円相場を下支えした。
    
    ドルは、朝方の取引で、5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が市
場予想を上回ったことを受けて小幅に上昇した。午後に入って、かんぽ生命がリスク資産
の保有を拡大する運用方針が伝わり、日経平均が上げ幅を拡大すると、ドル/円も徐々に
上値を伸ばし、一時101.76円付近まで上昇した。ただ、買い一巡後は101.63
円付近まで反落した。
  
    <かんぽ生命>
    
    かんぽ生命がリスク資産への投資配分を増やすのは、機関投資家として、安倍晋三政
権下での景気拡大や脱デフレの継続に期待を寄せる相場を意識し、株式配当収益などの拡
大を図るためだ。
     
    為替市場では「日銀に動きがない分、ゆうちょ銀行やかんぽ生命、年金積立金管理運
用独立行政法人(GPIF)といった準公的な資金は動くというメッセージではないかと
の思惑を高める材料になっている」(外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長)と
の声が聞かれた。 
    
    関係筋の試算によると、かんぽ生命は日本株投資について、15年3月期に外債投資
の増加額の半分程度の金額を購入増加額とする見通し。
    15年3月期の外国債券への投資金額は、14年3月期の1.24兆円から約650
0億円増え、1.89兆円程度になる見通しで、日本株の購入増加額は3000─350
0億円になる可能性がある。14年3月期の日本株の投資残高は5816億円で、同社の
運用資産(85.80兆円)の0.7%と、全体に占める割合は小さい。
    

    <米長期金利>
    
     午後3時20分時点の米10年国債利回り は2.5570/2.555
3%の気配で、ニューヨーク市場終盤の2.5360%から小幅に上昇している。
    この日は、米長期債利回りの上昇がドル/円を下支えしたが、市場では、米長期金利
の上昇が継続するとの見方が次第に後退している。
    
  米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PI
MCO=ピムコ)は13日に公表した経済予測で、今後3―5年の年間運用利回りについ
て、債券で3%、株式で5%とする見通しを示した。
    ピムコのスコット・メイザー副最高投資責任者(CIO)は、ロイターインサイダー
とのインタビューで、金融危機以前の30年間は、米国における中立的な金利水準は実質
で2%付近、政策金利は4%程度が妥当だと考えられてきた、と述べた。ただ、今後3―
5年間かけて、金融政策が完全にノーマルなものに戻るまでの間は、中立的な金利はゼロ
%であり、FRBにとって政策金利の目標は2%程度のものになるだろう、と同氏は予想
する。
  
    
    <ユーロ>
    
     ユーロは1.36ドル後半で小動きだった。海外市場では一時1.3635ドル付
近まで低下した。
    市場では、欧州中央銀行(ECB)に対する根強い利下げ期待があるが、ECB理事
会メンバーのバイトマン独連銀総裁は21日、ECBが6月の理事会で新たな政策措置を
講じるかどうかはいまだ明らかではないとの見解を示した。
    前日の欧州短期金融市場では、ユーロ圏銀行システムの過剰流動性<ECBNOMLIQ=>が
1041億4100万ユーロと、再び1000億ユーロ割れに迫った。
    過剰流動性は4月に1000億ユーロの節目を割り込んで2年半ぶりの低水準となっ
たあと、いったん節目を回復したが、5月7日から13日にかけて再度1000億ユーロ
を割り込んでいた。流動性はその後1000億ユーロ台を推移しているが、足元では再び
低下傾向が観察され、短期金利に上昇圧力がかかっている。
    過剰流動性は翌日物預金と当座預金残高の和から法定準備預金額と緊急借入額を差し
引いた金額。
   
    
    <豪ドルは急伸>
    
    マークイット/HSBCが発表した5月の中国製造業PMI速報値は49.7で、ロ
イター調査の事前予想(48.1)を上回った。この結果を受け、中国と交易関係の深い
オーストラリアの豪ドルは急伸。93.50円付近で推移していた豪ドル/円は94円前
半まで上昇した。
    PMIは50.0を上回ると景況の改善を、下回ると景況の悪化を示す。ニッセイ基
礎研究所のシニアエコノミスト、上野剛志氏は「5月のPMIは良かったとはいえ、50
を割っている。景気対策の効果は出ているようだが、今後もさらなる対策を打てる状況に
はない」と指摘する。中国経済は、豪ドル自体を押し上げる材料には欠けており、上昇の
動きは一時的ではないかとみている。
    
    

 (森佳子)

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