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為替こうみる:ドル先高観は継続、足元の下落は自律調整の範囲=BBH 村田氏
2015年1月7日 / 06:02 / 3年前

為替こうみる:ドル先高観は継続、足元の下落は自律調整の範囲=BBH 村田氏

[東京 7日 ロイター] -

<ブラウン・ブラザーズ・ハリマン 通貨ストラテジスト 村田雅志氏>

原油安を受けたリスク回避ムードからドル/円が弱地合いとなっているが、これまでの下落は昨年11月から積み上がっていたドルロングポジション(買い持ち高)解消に伴う自律的な調整の範囲と言えるだろう。米景気の先行き拡大や、米連邦準備理事会(FRB)による年央の利上げ期待に基づくドルの先高観は変わっておらず、さらに大きく下落するシナリオは想定していない。

目先、ドルの下方向の節目は昨年12月半ばの安値であり、昨年10月半ばから12月上旬の上昇の38%戻し水準でもある115円台半ば付近になりそうだが、円が一方的に買われてこの水準を割り込むような展開は考えにくい。ギリシャ情勢の先行き不透明感も否めないが、これはユーロ相場のテーマであり、ユーロ安ならむしろドル高だ。

かつてギリシャ情勢がテーマになった2011─12年ごろに比べ、安全通貨としての円の立ち位置も変わってきている。日本の財政への信認が改善していない一方、東日本大震災前の貿易黒字国が貿易赤字国になった。リスク回避ムードが強くなれば円も強くなるだろうが、ドルも買われやすい。スイスフランや韓国ウォンなど円より安全通貨と見なされやすい通貨もある。原油安が進行する中では、日銀の追加緩和への思惑も出やすい。

最近の米経済指標は市場予想を下回るなど力強い内容ではない半面、利上げを後ずれさせるほど弱い数字でもない。現行水準からさらにドル/円が下落するには、米利上げ時期が後ずれするほどの悪材料が必要だ。目先では、米雇用統計やその前哨戦となるADP全米雇用報告が焦点になる。これまでの米景気拡大、早期利上げのシナリオを変更する必要があるのかどうかを確認することになる。

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