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シャープ、円安進行は今期の連結業績にマイナス=社長
2015年1月7日 / 06:07 / 3年前

シャープ、円安進行は今期の連結業績にマイナス=社長

[東京 7日 ロイター] - シャープ の高橋興三社長は7日、ロイターなどの取材に対し、円安進行について、白物家電の海外生産が響くため2015年3月期の連結業績にはマイナス方向に働くとの見解を示した。このため、通期業績予想の達成が厳しくなってきていると述べた。

従来まで、為替の円安進行は、海外へ輸出する液晶事業にとってプラスに働く一方で、海外生産の多い白物家電にはマイナスに働くため、同社の連結業績には「ニュートラル」と説明してきた。

ただ、高橋社長は「足元で(液晶など)デバイスは、顧客からの値下げ要請も来るため、単純に円安メリットが享受できない」と指摘。その上、白物家電の利益には依然として打撃となるため「全体として、円安はニュートラルよりも『しんどい方向』」という。

2015年3月期の連結業績は、売上高が前年比0.9%減の2兆9000億円、営業利益が同7.9%減の1000億円の計画だが、下期の為替レートは1ドル=106円と想定しており、現状は10円以上の円安が進んでいる。

高橋社長は「まだ10―12月の集計はできていないが、円安はきっとマイナス方向に働く」と述べた上で、通期計画の達成は「正直にいえばだいぶしんどい」と語った。

シャープは円安進行を受けて、2015年1―6月をめどに液晶テレビと冷蔵庫の国内生産比率を高める方針。生産設備の大掛かりな移動や追加の設備投資はないが、国内生産する品目を拡充することで、海外生産による円安のデメリットを軽減する。

液晶テレビの国内生産では、栃木工場(栃木県矢板市)での画面サイズ60型以上の大型品に加え、海外で生産している40―50型も同工場で手掛けることを検討する。350リットル以上の大型冷蔵庫を扱う八尾工場(大阪府八尾市)でも、中国上海工場で生産する300リットル未満の中型品のシフトを視野に入れる

すでに、中国上海で生産している家庭向けプラズマクラスターイオン発生機や空気清浄器は2014年12月末から八尾工場での試験生産を始めている。 (村井令二)

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