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ユーロ圏金融・債券市場=独国債利回り前年比で上昇、安全資産評価に疑問も
2015年12月30日 / 19:02 / 2年前

ユーロ圏金融・債券市場=独国債利回り前年比で上昇、安全資産評価に疑問も

[ロンドン 30日 ロイター] - 
  (カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

*GMT:17時56分

先物清算値
  3カ月物ユーロ(3月限)   100.17 (‐0.00) 
  独連邦債2年物(3月限)  111.51 (+0.02) <0#FGBS:>
  独連邦債5年物(3月限)  130.67 (+0.04) <0#FGBM:>
  独連邦債10年物(3月限) 157.92 (+0.04) <0#FGBL:>
  独連邦債30年物(3月限) 151.40 (+0.58) <0#FGBX:>
 
現物利回り
  独連邦債2年物       -0.342 (-0.331)  
  独連邦債5年物       -0.037 (-0.030)  
  独連邦債10年物      0.631 (0.631)  
  独連邦債30年物      1.486 (1.492)  


    ユーロ圏金融・債券市場は、今年のドイツ国債の値動きが2011年以来の大きさを
記録し、年内最後の取引を終えた。利回りは昨年末より高かった。利回りがマイナスとな
らず、安全資産という評価を疑問視する声や、超金融緩和政策の限界が露呈したとの見方
も出た。
    ドイツ10年債利回り は0.63%で取引を終えた。年初来で9ベー
シスポイント(bp)上昇した。昨年は逆に、150bp近く低下していた。
    トムソン・ロイターのデータによると、ドイツ連邦債先物 の最高値と最安値
の1日平均の値動きは、2011年以来で最大となった。
    独債利回りは欧州中央銀行(ECB)の資産買い入れに伴いマイナス圏に押し下げら
れることが見込まれていた。ところが、4月のドイツ消費者物価指数(CPI)が市場予
想を上回ったことなどを受けて、売りが膨らみ、独債利回りの一段の利回り低下を見込ん
でいた投資家の損失を招いた。
    同利回りは4月半ばに過去最低の0.05%をつけていたが、6月初めには1%超ま
で急上昇した。
    インフレ指標はその後低調となったが、損失の記憶は鮮明に残り、ゼロ利回りを試せ
ない状況が続いた。
    DZバンクの金利ストラテジスト、クリスチャン・レンク氏は「あの突如として、利
回りが大きく上昇したことが、今年のドイツ国債にとり最も顕著な出来事だったことは間
違いない」と指摘。「こうした種類の急上昇が新常態となるだろう」と見通す。 
    ドイツ以外の市場に目を転じると、ギリシャ国債の動きが目立った。10年債利回り
 は先月に7%をやや下回ったが、ユーロ圏離脱懸念がピークを迎えた7月
には20%近い高水準にあった。直近では8.26%だが、昨年末から100bp超低下
した。
    リターンの面で最もさえなかったのがフィンランド市場では、景気見通しの悪化や主
要貿易相手国ロシアの景気後退が重しとなった。

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