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G7こうみる:米独の姿勢に変化なし、為替への影響は限定的=みずほ銀 唐鎌氏
2016年5月23日 / 01:26 / 1年前

G7こうみる:米独の姿勢に変化なし、為替への影響は限定的=みずほ銀 唐鎌氏

[東京 23日 ロイター] -

<みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔氏>

現在、国際経済外交における論点は、ドル高を望まない米国と、財政出動に消極的なドイツの2つとなっているが、今回の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で状況に大きな変化はなかった。

米国は国内の政治情勢もあり、年内はドル高を回避したいという通貨政策を変えるのは難しいのだろう。そのため、為替相場見通しとして、これ以上、ドル高は難しそうだという状況は全く変わっていない。市場では早期利上げ期待がにわかに高まっているが、実際に利上げに踏み切った場合は、さらなるドル高を誘発して自らの首を絞めることになるとみている。

一方、財政出動に対するドイツの姿勢も変わらなかった。ユーロ圏では、ドイツの経常黒字の積み上がりが周辺国の経済を弱らせる一因となり、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和をするということを繰り返している。こうした循環を断ち切るため、ドイツが財政出動する、ユーロ圏として共同債を出す、ECBが緩和を停止する、といった方法が考えられるが、その兆候は全く見られない。ドイツの経常黒字拡大を放置することは通貨安戦争の萌芽になりかねず、今後、これがG7やG20における大きなテーマになってくる可能性がある。

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