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日銀短観こうみる:真のセンチメントは弱い設備投資に反映=三井住友銀 宇野氏
2016年10月3日 / 01:11 / 1年前

日銀短観こうみる:真のセンチメントは弱い設備投資に反映=三井住友銀 宇野氏

[東京 3日 ロイター] - <三井住友銀行 チーフストラテジスト 宇野大介氏>

今回の短観のDIは、規模や製造業・非製造業を問わず、前回とほぼ同じ内容であり、先行き12月については全体的に横ばいもしくは微減に留まった。

  今年度の設備投資計画は、スタートの3月時点で発射台がここ数年で2番目に低く、かつ、その後の上方修正の仕方も弱い。今回9月は6月比ほぼ横ばいで、やはり低調なままであった。ここに真の企業センチメントが隠されているように思われる。

英国のEU離脱決定後の世界経済の先行き不透明感が若干薄まったものの、7―9月期は総じて、円相場が強い時間帯が長くなったことが影響しているものと考えられる。

大企業・製造業の事業計画の前提となる想定為替レートは、2016年通年で107.92円であり、100円割れを覚悟している製造業にとっては、現実逃避に近いものと言えよう。  

為替相場のドルの戻り局面では、本邦勢による売りが実行されにくいかもしれないが、最終的には現実に収れんする格好で、3月期末に駆け込み的なドル売りが集中する可能性もあるとみている。

今回の短観の数字には表面的には大きな変化は見られず、日銀による追加的な金融政策を促すものではないだろうし、マーケットからの催促を生むものではないだろう。つまり、先行きを示唆する材料としては、インパクトが弱いものと位置付けられる。

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