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〔マーケットアイ〕外為:ポンド/ドルが31年ぶり安値、英国のEU離脱懸念を蒸し返し
2016年10月4日 / 07:16 / 1年後

〔マーケットアイ〕外為:ポンド/ドルが31年ぶり安値、英国のEU離脱懸念を蒸し返し

[東京 4日 ロイター] -

<16:08> ポンド/ドルが31年ぶり安値、英国のEU離脱懸念を蒸し返し

ポンド/ドルが一時1.2759ドルに下落し、6月の英国民投票の際につけた安値1.2796ドルを下回った。1985年以来31年ぶりの安値となる。みずほ証券のチーフFXストラテジスト、鈴木健吾氏は「英国の欧州連合(EU)離脱のネガティブインパクトへの警戒感が蒸し返されているようだ」と指摘している。

英国のメイ首相は4日、EUからの離脱時期を発表することは企業のためにも重要だとの見方を示した。首相は2日、離脱に向けた交渉を来年の3月末までに始めると表明し、ポンド安につながっていた。

首相はITVの番組で「英国の企業や住民は、タイミングがいつになるのかについて、一定の明確さを必要としている」と指摘。「EUとの交渉に入る際もっと円滑に進められるよう、人々により確実な情報を伝えたい」と述べた。

<14:10> ドル102円前半でもみ合い、上値追い継続でも「一筋縄でいかない」の声

ドル/円は102.09円付近でもみ合っている。午前中には一時102.39円に上昇する場面があったが、その後はじりじりと水準を切り下げた。「75日移動平均線(102.45円)の上抜けトライに失敗し、ひとまず利益確定売りが優勢となった」(国内金融機関)という。

堅調な株価を眺め、ドル/円の上値追い機運は持続しているもよう。ただ、102円前半には75日線のほか、一目均衡表の雲の下限や基準線といったテクニカルポイントもあり「103円どころまでの上昇は、一筋縄ではいかなそうだ」(別の国内金融機関)との見方が出ていた。

<12:39> 豪ドル弱含み、中銀の政策金利据え置きで利益確定売りが先行

豪ドル/円は78.30円、豪ドル/米ドルは0.7670米ドル付近で弱含んで推移している。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置くことを決定した。ロイターの市場調査でも据え置きが予想されていた。

あおぞら銀行の市場商品部部長、諸我晃氏は、政策金利据え置きを見越して豪ドルがこのところ買われていたことから「セル・ザ・ファクト(事実で売る)の利益確定売りが出やすい」と指摘している。

<12:12> 正午のドルは102円前半、75日移動平均線を攻めきれず

正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の102.24/26円。

新規の手掛かり材料に乏しい中、短期筋を中心に年初来のドル/円のレジスタンスとなってきた75日移動平均線(102.45円)を試す動きが広がり、ドルは一時102.39円付近まで上昇した。

しかし、75日線は「これまで何度もトライして上抜けられなかった」(国内銀)というポイントで、午前の取引では上抜けに必要なモメンタムが高まらなかった。

市場では「米製造業ISMが良かったことで、米12月利上げの蒸し返しのような雰囲気になっている。さらに、トランプ候補の納税問題で、トランプリスク(ドル安/円高リスク)が後退している。いずれにせよエモーショナルな反応だ」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は言う。

黒田日銀総裁は衆院予算委員会に出席し、現時点でマイナス金利が金融仲介機能に影響を与えているわけではないとの見方を示し、貸出金利の低下は金融機関の利ざや縮小で実現していると述べた。

同総裁の発言に市場は反応薄だった。   

<11:00> ドル102円前半、ムーディーズ「ドイツ銀は米制裁金に対応可能」

ドルは102.15円付近。

ドルは、午前9時台から10時半ごろまで102円を挟んで一進一退だったが、短期筋のショートカバーや期初の実需筋の買いで上昇に弾みが付き、一時102.21円をつけた。その後は102円前半でのもみあいとなっている。

金融市場で話題を呼んでいる米当局によるドイツ銀行への罰金問題について、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは3日、想定レンジの上限でも対応可能との見解を明らかにした。

さらに、27億5000万ユーロ(31億ドル)程度で合意すれば同行の社債保有者にはプラスとの見方を示した。

米司法省は最大140億ドルの支払いを求めているが、AFPは54億ドルへの減額で近く合意すると報じている。

ムーディーズは第2・四半期末時点でドイツ銀が訴訟費用として引き当てている55億ユーロのうち、少なくとも半分が米司法省への制裁金の支払いに充てられることを想定しているとした。

その上でドイツ銀の市場シェアが6.4%だったことを踏まえれば、制裁金がレンジ下限の11億ドルから中間の23億ドルでも引当金で十分にカバーできると予想した。

しかしレンジの上限だと57億ドルとなり引当額を上回るため、追加資金が必要となり、2016年の業績に影響が出るとの見方を示した。ただ、その場合でも資本が大きく損なわれることはないとした。

<10:07> ドル102円ばさみ、9月末のマネタリーベースは過去最高の412.8兆円

ドルは102円を挟んで一進一退。102円台ではドルの戻り売りニーズがあるという。

日銀が4日発表した市中の現金と金融機関の手元資金を示す日銀当座預金残高の合計であるマネタリーベース(資金供給量)の9月末の残高は412兆8432億円となり、10カ月連続で過去最高を更新した。

  9月中のマネタリーベースの平均残高は前年比22.7%増の407兆5081億円。

マネタリーベースの構成要因ごとの月中平均残高は、金融機関の手元資金を示す当座預金が前年比29.9%増の306兆6602億円、紙幣は同5.2%増の96兆1605億円、貨幣は同1.0%増の4兆6874億円だった。

  日銀は、9月21日の金融政策決定会合で「長短金利操作付き量的・質的金融緩和(QQE)」を導入し、政策の軸足を「量」から「金利」に転換した。

一方、インフレ期待を強めることを狙いに「物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続する」との新たなコミットメントを打ち出している。

<09:43> ドル102円付近、麻生財務相はG20欠席の公算

ドルは102円付近で堅調。新規材料がないなか、短期筋を中心に102円をトライする動きが強まった。

市場では「米製造業ISMが良かったことで、米12月利上げの蒸し返しのような雰囲気になっている。さらに、トランプ候補の納税問題で、トランプリスク(ドル安/円高リスク)が後退している。いずれにせよエモーショナルな反応だ」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は言う。

市場では、ドルが102円を抜ければ「三角保ち合いの上抜け」と見なされ、上昇モメンタムが強まる、との指摘も出ている。

  麻生太郎財務相は4日の閣議後会見で、米ワシントンで今週開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に関し、「日本としては経済状況、経済政策について説明を行う」との考えを示した。

G20が開催される6日は、国会日程との兼ね合いで欠席する公算が大きい。

海外出張日程については「補正予算が上がる上がらないの話と直接関係するので、よく相談して対応したい」と述べるにとどめる一方、日本は国会会期が長いことに言及した上で「折り合いをつけるのは毎回難しい」とも語った。

<08:36> ドル101円後半に上昇、G20財務相会議は世界経済リスク等が議題

ドルは101.78円付近。前日の高値101.67円を抜けたことで一時101.80円まで上値を伸ばした。ユーロは114.12円付近。

ワシントンで6日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、世界的な経済成長へのリスクのほか、租税回避や資金洗浄などへの対策が主要議題に取り上げられる見通しであることが分かった。

ロイターが入手した同会議向けの準備文書は、世界的な金融市場は英国の欧州連合(EU)離脱決定の影響から回復したものの、先行き不透明感は払しょくされていないとし、「主要先進国の中銀が最近発表した金融政策スタンスに対する市場心理を一部反映し、金融市場ではこのところボラティリティーが高まっている」と指摘。

その上で「下方リスクはなお高く、米国の金融政策正常化ペースをめぐる見通しを変更することで、資本の流れおよび市場のボラティリティーが大きな影響を受ける可能性がある」とした。

さらに「英国のEU離脱(ブレグジット)の進展に起因する先行き不透明性により不安定へのリスクがさらに高まる可能性があるほか、低金利、もしくはマイナス金利の状況下での銀行の収益性に対する懸念はなお払しょくされていない」とした。

このほか、今回の会議では租税回避や資金洗浄への対策やテロ資金対策に向け、実態が明らかにされていない企業について、誰がその企業から実際に恩恵を受けているかなどの情報の共有についても討議する。

<08:00> ユーロ1.12ドル前半、ドイツ銀への米制裁金で不透明感続く

ユーロは1.1211ドル付近。前日の高値1.1247ドルから弱含んでいるものの、安定的な値動き。ユーロ/円は114円付近。

市場ではドイツ銀 の財務の健全性に対する懸念が依然根強い。ただ、ユーロの反応はこれまでのところ限定的で、「ドイツ銀関連で良いニュースがあっても、それほど上がらない一方で、悪いニュースへの反応も鈍い」(外銀)という。

モーゲージ担保証券(MBS)の不正販売問題をめぐって、米司法省から最大で140億ドルもの制裁金支払いを求められているドイツ銀行は、11月の米大統領選前の決着に向け交渉を急いでいる。

巨額制裁金の可能性が嫌気され、ドイツ銀行の株価は過去最安値に下落。制裁金の減額に向けた交渉の行方が当面の焦点になっている。

AFPが9月30日、54億ドルへの減額で近く合意すると報道し、ドイツ銀行株は6%上昇した。ただし、報道は確認されていない。

10月2日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、ドイツ銀行はMBSの不正販売をめぐる問題で、米司法省との交渉を継続しているが、交渉内容は流動的で、ドイツ銀行幹部と司法省高官のどちらにも具体案はまだ提示されていないという。

前日はドイツ市場は祝日のため休場だったが、ドイツ銀の米預託証券は0.8%安となった。

<07:45> ドル101.00─102.20円の見通し、豪中銀は政策金利据え置き予想

ドル/円は101.65円付近、ユーロ/ドルは1.1212ドル付近、ユーロ/円は113.92円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が101.00―102.20円、ユーロ/ドルが1.1170─1.1270ドル、ユーロ/円が113.30―114.50円とみられている。

きょうは東京時間の午後0時半にオーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利発表が予定されている。ロイター調査によると、RBAは政策金利を過去最低の1.50%に据え置く見通しだ。

調査対象のエコノミスト57人のうち11人が11月の利下げを予想しており、大半が2017年半ばまでに25ベーシスポイントの利下げがあると見込んでいる。

このため、きょうのRBA理事会の声明文で、利下げに前向きな姿勢が示されるか注目されている。

前日のニューヨーク市場では、米供給管理協会(ISM)が発表した9月の米製造業景気指数が51.5と節目の50を再び上回り、米長期金利が上昇、ドルも買い進まれた。

ただ、「ドルの上値は101.66円と東京市場の高値にも届かず、かえって上値の重さが確認された。102円台では戻り売りニーズも強そうだ」(外為アナリスト)という。

一方、英ポンドは、メイ英首相が欧州連合(EU)離脱に向けた交渉を来年3月末までに開始すると2日に表明したことを受け、ポンドがドルに対して31年ぶりの安値に接近、ユーロに対しては約3年ぶりの安値を付けた。

ポンド/ドルは一時1.2818ドルと、7月上旬に付けた31年ぶり安値まで0.005ドルに迫った。

ユーロ/ポンドは一時0.8748ポンドまで下落した。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

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