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UPDATE 2-ユーロ圏とIMF、68億ユーロの対ギリシャ融資で合意 改革状況みて小出し実行
2013年7月8日 / 19:00 / 4年前

UPDATE 2-ユーロ圏とIMF、68億ユーロの対ギリシャ融資で合意 改革状況みて小出し実行

* ギリシャ、とりあえず年内の融資確保にメド

* ユーロ圏は7月に25億ユーロ融資、残りは追って

* レーン欧州委副委員長「ギリシャは改革を加速すべき時」

* ユーログループ議長、ポルトガルの政治的安定を期待 (情報を追加しました)

[ブリュッセル 8日 ロイター] - ユーロ圏財務相は8日、ギリシャに対する総額68億ユーロ(87億ドル)の融資を承認した。ただ、ギリシャに公務員の削減や国有資産売却などの改革の進展を求め、改革の進ちょく状況をみながら実行される。

ギリシャは8月に償還期限を迎える国債のデフォルト(債務不履行)を回避する見通しとなったが、改革への取り組みで国際支援機関の厳しい監視の目にさらされながら、段階的に融資を受け取ることになる。

ユーロ圏のギリシャに対する厳しい姿勢は、融資の条件となっている改革の遅れに対する苛立ちを反映している。

欧州委員会のレーン副委員長(経済・通貨問題)は記者会見で「ギリシャで改革のモメンタムを高める時」と発言した。

<融資は小出しに>

ユーロ圏の財務相とIMFの8日の合意によると、ユーロ圏がまず月内に25億ユーロの対ギリシャ融資を実行。10月に5億ユーロの融資を予定している。

ユーロ圏中銀は7月に15億ユーロ、10月に5億ユーロを拠出。この資金は、各国中銀および欧州中央銀行(ECB)が保有ギリシャ債の売却益からねん出する。IMFは8月に18億ユーロの融資を行う予定。

今回合意された融資は、2400億ユーロの第2次支援策の下で実施される規模が大きいもの。ギリシャ側は一括受け取りを希望していたが、融資は改革の進ちょくをみながら分割で実施となった。

最初の25億ユーロについても、ギリシャが7月19日までに年内に数千人規模の公務員削減、税制改革などを実施することに真剣な姿勢を債権者に示す必要がある。

レーン副委員長は、融資を小出しにすることがギリシャの回復を阻害することはないとしている。だが、ギリシャの経済状況は脆弱だ。

国有資産売却は思うように進まない。6月の天然ガス会社DEPA売却には、買い手が現れなかった。

IMFはギリシャの問題に対する不満を募らせている。ユーロ圏としては、債務危機対応へのIMFの寄与を維持するためにも、極めてデリケートでバランスのとれた行動をとる必要がある。

ラガルドIMF専務理事は会見で「IMFがユーロ圏に必要とされないことになったら、それがその日の最大の朗報になる」と語っている。

<ポルトガルの政治的安定求める>

ギリシャとともに当局者が心配するのはポルトガル。政局混迷などが嫌気され、ポルトガル債利回りは前週、新規借り入れの危険水域とされる8%を突破、国際支援脱却努力への悪影響が懸念されている。

ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)のダイセルブルーム議長(オランダ財務相)は「プログラムを推進するためには政治的安定が不可欠。それがポルトガルに言える」とし「政治的安定が続くことをわれわれは望む」と述べた。

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