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UPDATE 2-アジア地域のGDP見通し、13年6.0%・14年6.2%に下方修正=ADB
2013年10月2日 / 02:35 / 4年前

UPDATE 2-アジア地域のGDP見通し、13年6.0%・14年6.2%に下方修正=ADB

(内容を追加しました)

[マニラ 2日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)は2日、2013年版「アジア経済見通し」の改訂版を公表し、日本など一部先進国を除くアジア地域の今年と来年の域内総生産(GDP)見通しを下方修正した。

アジア開発は、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和策を解除しても、アジアはその影響を乗り切ることができると指摘。最もリスクが高いインドとインドネシアも、十分な外貨準備を保有している、と強調した。

アジア地域45カ国の2013年のGDP成長率見通しを、従来の6.3%から6.0%に下方修正。2014年も6.4%から6.2%に引き下げた。2012年の同成長率は6.1%だった。

アジア開銀は、FRBが2014年初めまで量的緩和策の規模を縮小しないとの見方を示した。

開銀のアシスタント・チーフエコノミストのジョゼフ・ズベグリッチ氏は記者会見で、来年初めに緩和縮小が始まるとの見通しを示し、FRBが緩和縮小の行程についてシグナルを送ることが重要だと述べた。

FRBが緩和縮小の可能性を示したことをきっかけに、5月から8月にかけて新興市場の資産が売り込まれた。

突然の資金流出により、一部で警戒感が広がったものの、開銀は声明で「1997年のアジア通貨危機が再発するとの懸念は根拠がない」と指摘。「域内市場では混乱を乗り切ることができる状態が現在は整っている。経常収支が黒字で、外貨準備が潤沢な国は多い」としている。

開銀は、アジアの途上国の経常黒字が昨年のGDP比1.8%から、2013年と2014年は1.6%に縮小するとの見通しを示している。

ズベグリッチ氏によると、インフレ率は総じて抑制される見通しで、FRBの緩和縮小が始まった場合、アジアの中銀は急激な資本流出を押しとどめるための金融政策の引き締めは行わず、先進国の政策変更に歩調を合わせた措置を講じる可能性が高い。   

<改革の必要性>   

中国のGDP伸び率は、今年が7.6%、来年が7.4%とし、7月時点の見通しである7.7%、7.5%からそれぞれ下方修正した。

アジア開銀は、中国当局が従来の輸出・投資主導型の経済モデルを改め、バランスのとれた成長戦略を目指していることを指摘。中国経済は、より持続的な成長軌道に移行する可能性があるとの認識を示した。

インドについては、今年のGDP伸び率見通しを従来の5.8%から4.7%に引き下げ、来年も6.5%から5.7%に引き下げた。需要の弱さや、構造改革の遅れが成長の足かせとなっていると指摘した。

*成長率見通しのグラフはこちらでご覧になれます。

link.reuters.com/nuh53v

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