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UPDATE 1-都銀の国債残高減少に歯止め、金利リスク許容で再び収益確保
2013年10月2日 / 02:10 / 4年前

UPDATE 1-都銀の国債残高減少に歯止め、金利リスク許容で再び収益確保

(詳細を追加しました)

[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した8月分の「民間金融機関の資産・負債」によると、都市銀行の国債保有残高は8月末現在、85兆4389億円と前月末比586億円増となり、今年3月以来の増加に転じた。日銀が異次元緩和を導入した4月以降に顕著だった都銀の国債保有残高の減少にひとまず歯止めがかかった。

都銀の国債保有残高は、4月から7月までの4カ月で22兆5797億円減少した。日銀が4月に大胆な国債買入を軸にした異次元緩和を打ち出したことをきっかけに、過剰な金利リスクを軽減する動きを強めたことが要因の一つとされる。

一方で、異次元緩和後は、都銀の預け金が急増。8月末現在の預け金は37兆0031億円と4月からの5カ月間で20兆4257億円増加。有価証券を売却した資金を、超過準備に0.1%の利息が付く日銀当座預金に積む動きを強めたとみられている。

日銀が2日に発表した8月貸出約定平均金利によると、国内銀行の長期貸出(新規)の約定平均金利は0.909%と前月から0.038%の急低下。「貸出が増えたとしても、金融機関が利ザヤを確保しにくい金融環境」(国内証券)で、下期の収益確保に向けて、債券収益を無視できなくなっているとの指摘もある。

みずほ証券・シニア債券ストラテジストの早乙女輝美氏は「都銀の国債保有残高圧縮が一服していることが確認された。預貸ギャップが大きい状況に変化がないため、国債市場から他市場への資金シフト、いわゆるポートフォリオのリバランスが急激に進むことは考えにくい。金利リスクから得られるリターンを再び確保する動きが出ているのではないか」と説明している。

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