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点心債、活発な起債続く見通し 借り換え需要で
2014年7月31日 / 06:17 / 3年前

点心債、活発な起債続く見通し 借り換え需要で

[香港 31日 ロイター] - オフショア人民元建て債券(点心債)は向こう数カ月にわたり、活発な起債が続くと見られている。人民元の変動の荒さや景気減速への投資家の警戒感は根強いものの、発行体は償還期限を迎える債券をロールオーバーするため、相対的にコストの安い資金調達手段をフルに活用する。

トムソン・ロイターのデータによると、上期の起債額は過去最高の3500億元(約566億3000万ドル)で、昨年の総額に迫った。

マーケットウォッチャーによると、年末までに借り換えが必要になる点心債は480億元相当。このところの活発な発行により、今年償還期限を迎える点心債のうちのかなりの部分が相殺される見通しという。

HSBCの債券アナリストであるクリスタル・チャオ氏は「向こう数カ月間は、常連筋の起債に加えて、高格付けの地方や市当局が裏付けになっている企業による初起債も見込まれる」との見方を示している。

点心債市場ではここ1カ月ほどの間に、中国の地方政府傘下の融資平台(LGFV、資金調達のためのプラットフォーム会社)による初起債や、銀行が設定した融資枠を裏付けとした初の発行が行われている。

点心債のデフォルト(債務不履行)事例はまだないものの、中国のオンショア債券市場をめぐるマイナスのニュースを背景に、外国人投資家は、中国の発行体が起債する点心債についてもリスクへの警戒感を強めている。そのため、高格付け債への人気が高まる傾向にあるという。

ドイツ銀行(香港)のアナリスト、劉立男氏は「今年下期の中国のクレジットイベントをめぐる懸念が広がるなか、IG(投資適格級)の債券に対する需要が高まることが予想される」との認識を示している。

実際、今年上期に発行された債券を見ると、投資適格級のものが大半を占めており、2013年の状況からは様変わりしている。デフォルトや、中国の不動産市場の減速を背景に、リスクが敬遠された格好だ。

建設会社の華通路橋集団は23日、償還期限をこの日迎える社債のデフォルトを土壇場で回避。3月には上海超日太陽能科技 が利払いを履行できず、国内債券市場で初のデフォルト事例となった。

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