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ゴールドマンがリビア政府系ファンドに勝利、投資損失めぐる訴訟
2016年10月17日 / 02:57 / 1年前

ゴールドマンがリビア政府系ファンドに勝利、投資損失めぐる訴訟

[ロンドン 16日 ロイター] - ロンドンの高等法院は14日、リビアの政府系ファンドでの巨額の運用損失発生を巡りファンド側と米ゴールドマン・サックス が争っていた訴訟に関し、ファンド側の訴えを退けゴールドマン側に有利な判断を示した。約2年半にわたる係争は、670億ドル規模に上るファンドに対する、ゴールドマン側の勝利となった。ただ、事情に詳しい関係者によると、ファンド側は上訴する可能性が高い。

訴訟では、ファンド側が出資しゴールドマンが実施した、9つの株式デリバティブ取引に対する12億ドルに上る投資が最終的に失敗に終わったことが問題とされた。

法廷では、サッカー試合やナイトクラブ、ウェスト・エンドでのミュージカルへの招待に加え、風俗での接待などもあったことが明らかにされ、 ゴールドマンの一部社員による恥ずかしいビジネス手法も浮き彫りになった。

ファンド側証人の1人は2007年7月の会合でゴールドマン側が膨大な数の投資提案を行ったと説明。リビアが政治的な孤立から抜け出そうとする中で、ゴールドマン側が政府系ファンドにどのように話を持ちかけたのかが焦点とされた。ただ、当時ファンド側に接近したのはゴールドマンだけではなく、海外の銀行などが投資資金に群がる状況だった。

 同高等法院のローズ裁判官は判決で、問題となった9つの取引は、政府系ファンドにはふさわしくないものだったかもしれないようだとしたものの、ファンド側が同時期に実施していた多くの他の投資との違いは認められないと指摘。政府系ファンドのマネージャーがより高いリターンを生み出すよう要求されていたことが、投機的な投資を選択させた可能性があるとの見方を示した。

ゴールドマンも訴訟での提出文書の中で、ファンド側は素早くリターンを得るために巨額投資を行うよう、政治的な圧力や内部からのプレッシャーを受けていたと主張していた。

訴訟では、ファンド側が投資内容を理解していたかが争点となり、ファンド側の弁護士は、ゴールドマンがファンド側が高度な知識を欠いていることに付け込んだと主張。ただ、ローズ裁判官は、ファンド側は、自分たちのスタッフが世間知らずだったという側面を大きく誇張しているなどと述べた。

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