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日米首脳会談こうみる:トランプ氏はエポックメイキングな変化=第一生命 熊野氏
2017年2月11日 / 03:49 / 7ヶ月前

日米首脳会談こうみる:トランプ氏はエポックメイキングな変化=第一生命 熊野氏

[東京 11日 ロイター] - <第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野英生氏> トランプ大統領は中国、日本との首脳会談で、ある意味でエポックメイキングな変化を遂げた印象だ。中国とは衝突回避方向に変化、日本とは安倍首相との間の空気を読んだとみえる。

安倍首相に日本にとってのリスクシナリオをごり押しすることはなかった。首相が説明した日本の貢献や立場について、今後変化する可能性は否定しえないが、一応は受け入れたとみられる。移民排斥という国内問題に火がつき、苦手な外交は専門家に任せるという判断にしたとも読める。

懸念された為替や貿易問題について、ルール作りは財務相間の議論に任せることとなったが、交渉は長期戦になるだろう。米国は「公正」、日本は「自由」と微妙に立場がやや異なるとみられるためだ。

日本経済にとってはひとまず、日米を軸とした新たな貿易の枠組みを模索するという糸口を作る方向にもっていけたのではないか。日米間の自由貿易協定(FTA)に走ってしまっては豪やニュージーランドに不満が残ることなどに配慮しながら、当初目指した環太平洋連携協定(TPP)のようにはいかないものの、マルチな枠組みのもとで、日米貿易量の増加と対米投資の積極化を促すことになりそうだ。楽観的な見方かもしれないが、その意味はプラスだろう。

日本企業としては、悪い方向にはならないだろうが、大統領就任100日が終わる4月末頃までは様子見の姿勢を取るのだろう。

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