〔焦点〕中国、預金準備率引き上げに続き一段の引き締め策講じる見通し
[上海 11日 ロイター] 中国では、預金準備率の過去最高水準への引き上げに続いて一段の金融引き締め策が予想されており、引き続きマネーや株式市場を圧迫し、人民元上昇ペースを加速させるとみられている。
中国人民銀行(中央銀行)は10日、金融機関の預金準備率を0.5%ポイント引き上げて13.5%にすると発表した。
多くのアナリストやトレーダーはこれについて、新規の大幅な引き締め措置というよりも、今後数カ月間の金融緩和を防ぐための予防的な動きとみている。
チャイナ・エコノミック・モニターの首席エコノミスト、ジーン・マ氏は「10月の貿易黒字を視野に入れているようだ。預金準備率引き上げによって吸収されるマネーは、人民銀行が1カ月分の貿易黒字に対応すべき量を相殺する」と指摘していた。12日に発表された10月の中国の貿易黒字は270億5000万ドルと、単月で最高となった。ただ、ロイター調査の予想中央値である300億ドルは下回った。
11月26日から実施される預金準備率の引き上げにより、短期金融市場からまずは約1900億元(256億ドル)が吸収される見通し。
パワー・パシフィック・コープ・オブ・カナダのアナリスト、Wu Haijun氏は、中国当局が、2007年12月から08年3月末までに満期を迎える総額1兆5000億元相当の中央銀行手形に対しても備えているようだと指摘。
ただアナリストは、預金準備率の引き上げに続いて、今年6回目となる利上げ(11月実施との見方)や人民元の上昇加速の容認などその他の金融引き締め策が迅速に講じられるとみている。












