米金融・債券市場展望=住宅・信用・株式の動向が焦点
[ニューヨーク 16日 ロイター] 19日からの週の米国債市場は、住宅、雇用統計と株式市場の動向がカギとなりそうだが、感謝祭を前に休日が1日と短縮取引日が2日あるため、大きく動くことはないとみられる。
米債券市場の取引は21日と23日は東部時間午後2時(1900GMT)に終了し、22日は終日休みとなる。
ニューヨークのIDEAグローバルの上級債券ストラテジスト、ジョシュ・スタイルズ氏は「信用不安関連の新材料や株式の急落がなければ、国債はもう少し値固めするだろう」と述べた。
19日からの週のハイライトは、債券相場には影響が少ないかもしれないが、20日に公表される10月30―31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録要旨だろう。市場との対話改善策として、連邦準備理事会(FRB)は金融政策を決定するFOMCの見方をより明確に示す新たな対話方式を採用する。
FRBのバーナンキ議長は14日、FOMCが現在年2回発表している経済予測を年4回に増やすなどの市場との対話改善策を明らかにした。経済予測は1月、4月、6月、10月の政策会合の議論を反映したものとなる。
経済予測の内容についても、3年先の見通しまで(現行は2年先)公表し、食料品とエネルギーを除いた物価のコア指数だけでなく、全体の指数も盛り込む。
債券投資家は20日公表される予測を、今後の金利政策の行方を占う材料として注視するだろうが、予測は長期のものであり、12月11日の次回のFOMC会合での決定について手掛かりを与えるとは思われないため、国債相場は議事要旨に少なくともすぐには大きく反応しないとみられる。
JVBフィナンシャル・グループの主席エコノミスト、ウィリアム・サリバン氏は「経済予測はわれわれに、FRBが経済・インフレ見通しをどう考えているかを教えてくれるだろうし、その見通しが12月11日の決定に関する予想に影響を与えることもあるだろう。だが12月11日までには4週間あり、その間に信用市場では新たな展開があるだろうし、新たな雇用統計も発表されるので、次回のFOMC会合に影響を与える出来事はまだ数多い」と指摘した。 続く...













