米ドル、アジア通貨に対して依然過大評価されている=調査
[ワシントン 23日 ロイター] ピーターソン・インスティテュートは23日、米ドルは対ユーロEUR=および対ポンドGBP=で長期間下落しているものの、依然として、主にアジア通貨に対して過大評価されている、とするリポートを発表した。
同社のエコノミストは、一国の対外債務と生産力の比率から長期的に安定する為替水準を算定するファンダメンタルズ均衡為替レート(FEER)に基づいて算出した場合、人民元CNY=は対米ドルでさらに約30%、円JPY=は20%上昇する必要があると指摘している。
リポートはピーターソンのシニアフェロー、ジョン・ウィリアムソン氏とウィリアム・クライン氏が共同執筆した。
ウィリアムソン氏は、人民元は「明らかにかなり過小評価されている」と指摘する。
人民元は2005年の切り上げ以降、対米ドルで約18%上昇しているが、中国の貿易黒字と外貨準備は増加し続けている。
一方、米ドルの対ユーロおよび対ポンド相場の下落は、米経常赤字の縮小に寄与するとともに、輸出を押し上げ、住宅市場が悪化するなか、米経済のリセッション(景気後退)入りを防いでいる。
リポートでは、一国の経常赤字または黒字を対国内総生産(GDP)比で3%以内に収めるのに必要な為替相場の調整幅を算出している。
ピーターソンのディレクター、フレッド・バーグステン氏は、リポートが発表された昼食会で、これに言及し「米ドルは過去6年間にわたり段階的で秩序ある下落を続けてきており、目標水準の約80%を達成している」と語った。 続く...












