米メリルリンチ、ARSの発行体に買い戻し要請=通信社

2008年 08月 21日 08:02 JST
 

 [ニューヨーク 20日 ロイター] 20日付のブルームバーグの報道によると、米証券大手メリルリンチMER.Nのブローカーは、米運用会社のパシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)とブラックロック(BLK.N: 株価, 企業情報, レポート)に対して、両社が発行したオークションレート証券(ARS)を買い戻すよう要請した。

 メリルリンチのブローカーは現金と同様の安全性を持つ商品としてARSを販売したが、クレジット危機の影響でARS市場は機能不全の状態に陥っており、現在では証券売却はほぼ不可能となっている。

 ブルームバーグによると、メリルリンチのブローカーらは、PIMCOとブラックロックに対して電子メールを送り、売ることのできなくなったARSを抱えた投資家から証券を買い戻すように要請した。

 メリルリンチは、個人投資家に販売したおよそ100億ドルのARSについて、来年1月から買い戻しを開始すると発表している。ただニューヨーク州のクオモ司法長官は、買い戻しの提案は十分ではないとし、ARSの販売手法をめぐって法的措置をとることもあり得るとしている。マサチューセッツ州も、ARSでメリルを提訴している。

 メリルリンチのスポークスマンはコメントを控えた。またブラックロックとPIMCOからのコメントは、現時点では得られていない。

 

記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。

 

 
 

ロイターオンライン調査

写真

欧州の監督当局は金融機関の報酬制限導入で足並みがそろっているが、その関連で注目されるのが、流動性規制に向けた動きだ。  ブログ