UPDATE1: デューク米FRB理事、「すべての可能な融資」を銀行に要請

2009年 07月 10日 09:39 JST
 

 [シカゴ 9日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のデューク理事は9日、景気回復の促進に向け可能な限り融資を行うよう国内銀行に促した。

 理事は講演で「現在のような環境下では、信用力のある借り手にすべての可能な融資を提供する能力を確実に有し、実際に提供することがとりわけ重要だ」と指摘。金融システムへの大規模な政府支援が奏功しつつあるものの、「あらゆる規模と種類の」金融機関が業績面で依然苦戦を強いられているとの認識を示した。

 米経済については「経済活動が安定しつつあるほか、依然悪化している分野でも悪化ペースが減速しているようだが、経済活動は依然低水準にある」と述べ、市場に「小幅な改善の兆し」がみられるものの、金融システムへの信頼は危機前の水準に回復していないとの見方を示した。

 

 デューク理事は米政府の不良資産救済プログラム(TARP)の下で公的支援を受けることについて、「不快感」や「烙印(らくいん)」を押されることへの懸念が伴うのは理解できるとした上で、一部の銀行のように性急に返済すべきではないと表明。

 「判断する前にもう一度、見通しや想定、さまざまなシナリオを冷静に見直し、満足のいく決定であることを確認してほしい。既にTARP資金を受け入れている銀行は、少なくとも状況がさらに改善するまでしばらく保持することを検討してほしい」と述べた。

 金融機関は「まれな成長機会や予期せぬ困難」に遭遇して資金が必要となる可能性があるとし、「いったんTARP資金を返済した後に、再び受け取ることができる可能性は低い」と語った。

 

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