UPDATE2: 米メリルの第4四半期は過去最大の赤字、評価損など160億ドル計上
[ニューヨーク 17日 ロイター] 米証券大手メリルリンチMER.Nが17日発表した第4・四半期決算は、100億ドル近い赤字となった。サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)への投資が収益を圧迫し、評価損などの計上が約160億ドルに上った。
セイン最高経営責任者(CEO)は電話会議で、これまでの128億ドルの資金調達により十分な資本があると強調した。しかしサブプライム関連でこれ以上の評価損はないとは約束できないと指摘した。
第4・四半期の純損失は98億ドル(1株当たり12.01ドル)と、過去最大となった。前年同期は23億ドル(同2.41ドル)の黒字だった。2007年通年では約80億ドルの赤字。下期の評価損などの計上は約240億ドルに上った。2007年の投資銀行部門の収入は22%増の49億ドル。グローバル資産管理部門の純収入は18%増の140億ドルだった。
ミラー・タバクの株式ストラテジスト、ピーター・ブックファー氏は「損失は予想よりも大きかった。評価損も多額だと思う。しかし(決算が)悪い内容になることはわかっていた」と語った。評価損の計上により、メリルは損失を出し尽くしたのかとの質問に対し、同氏は「確かにきょうのところは損失は出尽くした。しかし(モーゲージ関連証券の)価格は依然下落している」と指摘した。
米債務担保証券(CDO)およびサブプライム関連証券の評価損は115億ドル。金融保証会社へのヘッジに関連して31億ドルを調整した。オルトAローンや米国外モーゲージのエクスポージャーに絡む評価損は9億ドル。レバレッジド・ローンや商業用不動産のエクスポージャーの評価損は3億5600万ドルだった。
アナリストは評価損を100億─150億ドルと予想していた。
リーマン・ブラザーズのアナリスト、ロジャー・フリーマン氏によると、費用計上は損益計算書から166億ドル、投資証券ポートフォリオから13億ドルの計179億ドル。一方ストラクチャード債券では13億ドルの利益を出した。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.












