UPDATE1: 富山化<4518.T>、鳥インフルエンザ薬「T705」はフェーズ1で権利供与の可能性
[東京 7日 ロイター] 富山化学工業4518.Tの菅田益司社長は7日、鳥インフルエンザに対する効果が見込まれる抗ウイルス剤「T705」について、開発の初期段階にあたるフェーズ1臨床試験のうちに開発・販売のライセンスを供与(導出)する可能性があると述べた。ロイターの取材に答えた。
富山化学によれば、開発を進めているT705は、マウス試験で鳥インフルエンザ(H5N1)への効果が認められている。菅田社長は海外を含め複数社にライセンス供与を打診していることを明らかにし「(ヒトに対する効果を認めるためにフェーズ2の初期段階で実施する)POC試験を通ればすぐに話がまとまるのではないか。安全性さえ担保されれば、導出先の判断次第でPOC前(フェーズ1)の導出もあり得る」と述べた。
T705は現在、健康な人間で安全性の試験をするフェーズ1の段階にある。薬剤の開発では通常、適用量を調べる試験(フェーズ2)や、より多くの患者が参加する大規模試験(フェーズ3)などを経て製品になる。開発の初期段階では商品化にいたるまでのリスクが高いため、導出にともなうライセンス料収入が低くなる傾向にある。フェーズ1の段階で導出するのは異例だが、菅田社長は「開発品が増えており、資金が潤沢でない」と理由を述べた。
ただ、日米政府機関に対して申請を進めている補助金が受給できれば、自社開発を継続したいとの考えも述べた。
<T3811は米社と開発・販売を確認>













