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為替こうみる:目先は円売り戻し、米利下げでも円安持続には疑問=みずほコーポ銀 兼平氏
2007年8月31日 / 03:08 / 10年後

為替こうみる:目先は円売り戻し、米利下げでも円安持続には疑問=みずほコーポ銀 兼平氏

 <みずほコーポレート銀行 国際為替部為替営業第一チーム参事役 兼平修一氏>

 ブッシュ米大統領が、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)の借り手が債務不履行に陥るのを避けるための対策をとりまとめることが明らかになった。サブプライム問題は悪化する方向の話が出ると円買い、改善方向なら円売りで反応するため、これまでの流れを踏襲する形で円が売られやすい手掛かりではある。しかし、それはポジション調整の域を出ない動きで、一時的なものにとどまるだろう。

 最近の円高は円キャリートレードの解消に伴うものではあったが、サブプライム問題への対策が多少出たところで、問題そのものが解決するわけではなく、キャリートレードが再開されるわけではない。仮に問題が解決したとしても、すぐに今までと同様にリスクを取れるわけでもないためだ。米国が利下げに踏み切れば、心理的には安心感が出るだろうし、一段の悪化はないだろうとの見方も出るかもしれないが、現実的に利下げの効果が現れるには時間がかかる。金利を引き下げたからといって、サブプライム問題すべてが解決するわけでもない。悪影響が米経済指標に現れてくる可能性がある中、中期的にドル/円を買い上がっていいのかという見方を持つ参加者も多い。

 問題の根が深そうだとの見方から円を買い上がっていた参加者が、買い持ちにした分を解消する動きは出るだろうが、積極的に円を売る環境にはない。米国が利下げを実施すれば短期的に円は売られるだろうが、目先的なドル/円の上値めどは直近高値の117円前半付近にとどまると見ている。

 (東京 31日 ロイター)

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