UPDATE1: キッコマン<2801.T>が通期見通しを下方修正、価格転嫁は現時点で白紙

2007年 10月 29日 17:53 JST
 

 [東京 29日 ロイター] キッコーマン(2801.T: 株価, ニュース, レポート)は、2008年3月期連結決算見通しについて、営業利益を240億円から230億円(前年比6.3%増)に下方修正した。原料高に伴うコストアップが収益圧迫要因となっているが、価格転嫁は現時点で白紙としている。

 主力のしょうゆ事業は、北米での需要が堅調なほか、ロシアや中近東の開拓により海外向けが拡大しているものの、国内では緩やかに需要が減少する一方、大豆などの原料価格高騰などコスト圧力が加わり苦戦している。さらに、制度変更に伴う減価償却費負担が年間で7億円見込まれることから、通期の営業利益見通しの減額を余儀なくされた。

 国内のしょうゆ事業については、高付加価値商品へのシフトを急ぐほか、提案型の営業を進めコスト高の圧力を吸収する考え。他方、原料高に対応するための価格転嫁について同社の牛久崇司社長は「トップメーカーとして軽々しく値上げの話はできない。この問題は最大の懸案事項だが、現時点で白紙」と述べた。

 29日に発表した2007年9月中間期の連結決算は、国内においてしょうゆおよび紀文フードケミファ4065.Tの豆乳が苦戦したものの、しょうゆ関連製品の好調、猛暑効果によるコカコーラ事業の伸長、海外事業の拡大などにより、営業利益は112億1900万円(前年同期比21.4%増)と中間期としては過去最高を更新した。

 
 

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