投資顧問の9月末残高172兆円、個人向け一任「ラップ口座」が増加=投資顧問協会

2007年 11月 22日 10:51 JST
 

[東京 22日 ロイター] 年金基金などから資産運用を請け負う投資顧問会社の9月末契約資産残高は6月末比1.9%減の172兆0436億円となった。一方、個人投資家の資金を一任運用する「ラップ口座」の契約状況は、契約件数が3万4852件と同20.86%増加、契約金額は同17.2%増の8091億円となった。

 契約資産残高の過去最高は6月末の175兆3222億円。投資家から運用に関する権限を請け負う投資一任業者(143社)の契約を日本証券投資顧問業協会が集計し、21日に発表した。

 

 投資顧問業協会によると、契約資産残高のうち、投資一任契約は6月末比1.8%、助言のみを行う投資助言契約は同2.1%それぞれ減少した。

 契約資産残高は時価ベースのため、1)資金の流出入、2)時価変動の2つの要因で変動する。6月末から9月末の市場収益率は、国内株式(TOPIX配当込み)はマイナス8.4%、国内債券(NOMURA─BPI)はプラス1.5%、外国株式(MSCIKOKUSAI、円換算ベース)はマイナス4.2%、外国債券(CITIGROUPWGBI、円換算ベース)はマイナス0.8%。投資顧問業協会によると、6月末時点の契約資産残高が9月末までの市場収益率どおりに変動したと仮定した場合、時価による変動は約4兆7001億円(マイナス3.7%)の減少が見込まれた計算。一方、6月末から9月末までの資金流入による増加額は2兆4602億円(プラス1.95%)と推計しており、契約資産残高の減少は時価の下落による影響が出ている。

 
 

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