〔アングル〕キリン<2503.T>と協和<4151.T>のM&A、FA選定で国内勢は蚊帳の外

2007年 10月 23日 16:25 JST
 

 江本 恵美記者

 [東京 23日 ロイター] キリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)の協和発酵工業(4151.T: 株価, ニュース, レポート)の買収合意をめぐり、M&A(企業の合併・買収)をアレンジする投資銀行業界に衝撃が広がっている。キリンはJPモルガン証券、協和がメリルリンチ日本証券とファイナンシャル・アドバイザー(FA)がともに外資系投資銀となり、それぞれの主力銀行系列の三菱UFJ証券やみずほ証券、協和の主幹事である野村証券が蚊帳の外に置かれたためだ。今回のM&Aは食品・医薬品業界の大胆な再編という面ばかりでなく、事業会社がメーンバンクや主幹事証券との過去の取引関係を重視せず、FAを選別し始めたケースとしても注目を集めている。

 <メーンバンク系証券、主幹事野村も動揺>

 キリンによる協和買収が正式発表となった22日、キリンが採用したFAがJPモルガンだったことを知った三菱UFJ証券の関係者は「私たちにとってこの取り合わせは、ちょっと予想外だ」と動揺を隠せなかった。

 一方、協和発酵の主幹事、野村証券も今回の取り合わせは寝耳に水。同社幹部は「うちに一言も断りなく、ここまでの大型ディールを煮詰めていたのか」と肩を落とした。  続く...

 
 

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