UPDATE2: 富士フイルム<4901.T>が富山化学<4518.T>を買収、医療用医薬品事業に本格参入

2008年 02月 13日 17:53 JST
 

*買収総額などを加えました。

 [東京 13日 ロイター] 富士フイルムホールディングス(4901.T: 株価, ニュース, レポート)と富山化学工業4518.T、大正製薬(4535.T: 株価, ニュース, レポート)の3社は13日、資本・業務提携で合意したと発表した。富士フイルムは第三者割当増資の引き受けと株式公開買い付け(TOB)を通じ、富山化学株の66%を取得して連結子会社化。医療用医薬品事業へ本格参入する。大正製薬は、富山化学株の持ち株比率21.8%を34%に引き上げる。富士フィルムの買収総額は1300億円程度となる。

 3社の話し合いは昨年夏ごろ始まり、秋ごろから具体的な議論を開始したという。 

 富士フイルムの古森重隆社長は会見で「現在3000億円規模のメディカル・ライフサイエンス事業を、10年後には、予防・診断・治療の全領域をカバーする1兆円規模の総合ヘルスケア事業として大きく成長させる。医薬品事業はその柱」と述べた。これまで診断に偏っていたが、富山化学を治療領域の中核企業と位置付け、拡大を目指すという。

 1兆円達成に向け、さらなるM&A(合併・買収)の可能性については「今のところは3社の共同が一番重要だが、可能性増大のために付加的なことがあれば、当然行っていく」と述べ、将来的な可能性については排除しなかった。

 富山化学の菅田益司社長は「研究開発費増大とともに、自社開発品の海外販売網の整備も急務」との認識を示し、富士フイルムの海外インフラの活用を行うとした。富山化学は300億円の資金を調達することになるが、アルツハイマー病治療薬「T─817MA」、インフルエンザ治療薬「T─705」などの開発費用・新薬創製研究に200億円、新製品の原薬製造設備などに100億円を充当する方針。   

  続く...

 
 

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