〔アングル〕東京スター銀が3年弱で上場廃止、ファンドによる企業転がしとの指摘も

2008年 03月 10日 12:26 JST
 

 布施 太郎記者

 [東京 10日 ロイター] 東京スター銀行8384.Tに対する投資ファンド、アドバンテッジ・パートナーズ(AP)の株式公開買付(TOB)が7日成立した。これにより、東京スター銀は今夏にも上場廃止になる。2005年の上場以来、市場で取引されていた期間はわずか3年弱。市場関係者からは、今回のディールについてファンドによる企業転がしで、市場のモラルに反するのではないかとの指摘も出ている。

 <上場廃止か否かは、ファンドの都合>

 「法令的には問題はない。しかし、モラルの問題は残る」――。金融庁幹部は、今回の上場廃止の経緯をこう評価する。

 同銀の筆頭株主は、米投資ファンドのローンスター。破たんした旧東京相和銀行を2001年に400億円で買収し、2005年10月25日に東証1部へ上場させた。ローンスターは約30%の株式を約830億円で売却し、得た利益は約700億円。初値は41万5000円となり、公開価格43万円を3%下回った。主幹事だった日興シティグループ証券には「ローンスターに儲けさせるために、公開価格を割高に設定した」(大手証券幹部)との批判が浴びせられた。  続く...

 
 

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