三菱東京UFJ銀、資本不足の欧米金融機関も出資・提携の検討対象=ロイターサミットで田中副頭取
[東京 1日 ロイター] 三菱東京UFJ銀行の田中達郎副頭取は1日、ロイター・インベストメント・サミットで、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発した市場の混乱で資本が毀損(きそん)した欧米の金融機関も出資、提携の対象だと述べた。
田中副頭取は「投資にはファイナンシャルなインベストメントと、ストラテジックな(戦略的な)インベストメントがあるが、われわれは短期の収益機会を狙ってどこかに出資するより、その金融機関と中長期的にきちんとした関係を作りながら出資し、提携をして、新しいビジネスモデルを作っていきたい」と述べ、純投資ではなく、業務提携を含む戦略的な提携につなげる考えを示した。
欧米では一連の市場の混乱で損失を計上し、資本不足に陥る金融機関が出てきている。田中副頭取は「サブプライムで資本が毀損しているところも当然、検討の対象。企業そのものではなく、いろいろなチームを買い取ることなどもある」と語った。
三菱東京UFJ銀行は海外でリテール業務を展開する方針で、すでにインドネシアでは着手している。田中副頭取は、最も参入したい国は「やはり中国だろう。いろいろスタディーしているところだ」と述べた。中国では、外資による銀行への出資上限を20%に設定しているため、「単独ではなかなかできない。リテールには相当の設備投資も要るし、リスクもある。そういう意味では現地金融機関と組むことなど、いろいろスタディーしている」と述べた。
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