UPDATE3: 日本版SWFの設立を提言、公的年金を10兆円規模で=自民検討チーム

2008年 07月 3日 13:53 JST
 

*財務省と自民党内の情勢を加えて、再構成しました。

 [東京 3日 ロイター] 自民党の国家戦略本部のSWF(政府系ファンド)検討プロジェクトチーム(座長:山本有二前金融担当相)は3日、日本版SWFの設立を提言する中間報告を取りまとめた。運用原資は公的年金基金として、規模は10兆円とした。運用のプロを採用し、高い利回りの確保を目指す。公的年金とともに日本版SWFの原資として想定されていた外国為替特別会計については中長期の課題と位置づけて、引き続き検討していくこととした。

 検討チームは、この中間報告を福田康夫首相に早期に提出し、野党と調整した上で秋の臨時国会で議員立法として提出したい考え。ただ、日本にSWFを設立するのは、財務省ばかりでなく自民党内にも慎重論が多いため、法案が成立するかどうかは不透明だ。

 公的年金資産は、厚生年金と国民年金の積立金で約150兆円。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が国債を中心に運用している。自民党の検討チームは、人材の専門性などでGPIFの運用に問題があると指摘。大部分がパッシブ運用しかできない制約があるほか、世界の主要な年金基金はプロに運用を任せているとして、日本の公的年金についてもより高い運用実績を確保するため、プロに運用させる日本SWFの設立を提言した。

  続く...

 
 

ロイターオンライン調査

写真

ドルが14年ぶりに86円台へと下落したが、これが「ドル危機」に発展する日が来るのかどうか。  ブログ