UPDATE1: 金融・資本市場の混乱に根本的な解決手段を講じるべき=渡辺金融担当相

2008年 07月 4日 12:02 JST
 

 [東京 4日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は4日午前の閣議後会見で、原油・食料価格の高騰とインフレ懸念について「金融・資本市場の混乱があるがゆえに商品市場にお金が流れ込んでいる現実を直視すべき」とした。このために「まずは、金融・資本市場の混乱に根本的な解決手段を講じるべき」との考えを示した。

 欧州中央銀行(ECB)が3日、インフレ警戒から政策金利を引き上げたことについては「インフレ抑制のための利上げは、逆効果をもたらすことがある。インフレ抑制どころか、経済そのものを減速させて、マーケットの混乱を拡大させてしまうこともある」と述べた。その上で各国の中央銀行は「世界経済のダウンサイドリスクを考えると、金融政策は相当、難しいかじ取りを迫られている」とした。

 「日本では、原油・食料の高騰は交易条件が悪化する深刻な問題」と指摘し、7日からの北海道洞爺湖サミットについては「世界経済が減速リスクを顕著にしていく中で、実りあるものになるよう期待している」と述べた。

 さらに日本経済の現状認識として「米国経済の減速リスクがデカップリング論を色あせさせている。輸出主導型の経済成長を行った国々は、相当のダメージを受けることを覚悟しなければならない。日本では内需主導型の経済構造への転換はますます必要性が高くなってきていると再認識すべき」とした。

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