不動産・建設セクター信用力への警戒再燃、アーバン<8868.T>SBデフォルトが衝撃
[東京 14日 ロイター] クレジット市場では、上場企業の経営破たんが短期間に相次いだことで、格付けの低い不動産、建設セクターの信用力に対する警戒が再燃している。アーバンコーポレイション8868.T<0#8868=JFI>の民事再生法の申請を受け、同社発行の国内普通社債(SB)が13日、デフォルト(債務不履行)に陥った。直近のSBのデフォルトは6月のスルガコーポレーション<0#1880=JFI>、7月のゼファー8882.T<0#8882=JFI>に続いて3件目となる。アーバンは転換社債型新株予約権付社債(CB)も発行しているだけに、スルガやゼファーが経営破たんした時よりもマーケットに大きな衝撃を与えている。
複数の市場関係者によると、アーバン第1回SB(償還2009年12月)に35円ビッド、45円オファーと額面100円を大きく下回る気配が14日観測された。13日には20円ビッド、45円オファーが出ていた。
アーバンは、2月にドイツ銀行AGロンドンを単独ブックランナーとして海外市場で総額270億円の2011年満期ユーロ円建てCBを、7月に全額をBNPパリバに割り当てる300億円の2010年満期円貨建てCBを発行した。2011年満期ユーロ円建てCBの株式への転換は全く進んでいない。2010年満期CBについては株式転換が進み、残存額面総額は約150億円となっている。CBの取り扱いについて、アーバンは「裁判所の判断を仰ぐため、確定的なことは決まっていない」と述べた。2011年満期ユーロ円建てCBのマーケット気配は14日、額面100円に対して29円程度(仲値)と、8日から21円程度下落した。ある銀行系証券の起債関係者によると、経営破たんによってビッドが入りにくい状況になっている。
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