CSPIこうみる:下落幅拡大なら、実質的にゼロ金利復活も=JPモルガン証 足立氏
<JPモルガン証券シニアエコノミスト 足立正道氏>
10月企業向けサービス価格指数(CSPI)はバルティック指数の大幅下落が影響し、円高も下押し圧力になった。国際商品市況が下がっていることもあるが、その裏には世界的不景気が加速していることが、この指数からも見えてくる。今後、コアCPIもマイナスになるとみられ、デフレ・スパイラルを含めたデフレのリスクは高まってこよう。日本ではこれまでデフレ・スパイラルは避けられたが、今回も米国含め当局の対応がしっかりしていれば防げると思う。
今後、物価の下落幅が広がってくると、ゼロ金利復活もありそうだ。1999年にゼロ金利を初めて導入した時のステップで行く可能性がある。即ち、すぐにはゼロ金利にせず、いったん0.1%程度に置いて、状況を見ながら流動性を潤沢に供給し、さらにCP買い取りとか企業金融の支援をするなどの策を、現在検討しているのではないか。付利をすることでゼロ金利には見えず、ゼロ金利とは言わないかもしれないが、実質的にはゼロ金利だ。
(東京 25日 ロイター)
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