UPDATE1: 09年1─3月期の粗鋼生産は‐31.6%の見通し、過去最大の減少幅=経産省

2008年 12月 25日 16:34 JST
 

 [東京 25日 ロイター] 経済産業省は25日、2009年1─3月期の粗鋼生産が前年比31.6%減の2110万トンになるとの見通しを発表した。減少幅は、4半期ベースでみて過去最大となるほか、2110万トンは、1970年1―3月期の1828万トン以来の低水準。

 自動車をはじめとして、主要な鋼材需要先の急激な減産が影響している。自動車生産台数の前提は、1180万台から1030万台に引き下げた。また、新設住宅着工戸数も110万戸から106万戸に下方修正した。

 1―3月期の鋼材需要は、前年比23.8%減の2166万トンになる見通し。内訳は普通鋼が同20.2%減の1807万トン、特殊鋼が同37.7%減の359万トン。

 こうした需要減に加え、10月末の薄板3品在庫が447万トンと、適正在庫といわれる400万トンを大きく上回って積み上がっており、在庫調整も必要となっている。

 経済産業省幹部は「生産や需要見通しが下がっており、すでに400万トンは適正在庫ではない。09年4―6月期も同様の対応で、在庫を370万トンまで落とすことが必要」と述べ、少なくとも4―6月期までは厳しい粗鋼生産状況が続くとの見方を示した。

 09年1―3月期の見通しを織り込んだ2008年度の粗鋼生産は、1億0965万トン(07年度は1億2151万トン)となった。これは、2001年度の1億0206万トン以来の低水準。

 仮に、2009年度に1億トンを割り込むと、1999年度以来のこととなる。

 
 

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