日本企業の有価証券評価損、08年10─12月期決算で4500億円計上の可能性=クレディ・スイス

2009年 01月 6日 17:37 JST
 

 [東京 6日 ロイター] クレディ・スイスは、上場企業が保有する株式の値下がりが大きく、2008年10─12月期決算で各社が計上する有価証券評価損は4500億円程度になるとの試算を明らかにした。クレディ・スイスは、08年夏以降、一段安となった株式相場を背景に、減損処理の強制適用を強いられる上場企業が後を絶たないとみている。日本企業間の株式持ち合いの重荷が浮き彫りとなる格好だ。

 6日付のリポート「日本株投資戦略」によると、評価損の推計値(4500億円程度)には、インドの製薬大手ランバクシー・ラボラトリーズ(RANB.BO: 株価, 企業情報, レポート)を買収した第一三共(4568.T: 株価, ニュース, レポート)が、その後のランバクシーの株価下落で評価損(3595億円)を計上すると5日に開示した分を含む。全体の推計値(4500億円)は、東証1部に上場し、決算期が2月と3月の企業の10─12月期決算の純利益を、前年同期比で最低でも8.9%ポイント下押しする規模になるという。

 08年12月末時点の株価は同年9月末に比べ、東証株価指数(TOPIX)で約21%下落した。クレディ・スイスによると、08年12月末時点で9月末比の株価下落率が50%以上の銘柄は84社、下落率30%以上50%未満の銘柄は297社、下落率0%以上30%未満は877社あるという。

 すでに特別損失に含まれる「有価証券評価損」を計上した企業数は、過去2四半期で約300社になり、「10─12月期決算においても引き続き高水準が予想される」としている。

 有価証券評価損とは、長期保有を目的に企業が保有する有価証券について、時価が取得した際の簿価から50%超下落した場合に強制的に計上する損失のこと。時価の簿価に対する下落率が30%以上50%未満でも、企業の判断により有価証券評価損を計上する場合もある。  続く...

 
 

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