再送:〔アングル〕アイスランドの危機継続、融資承認でも最悪の場合には債務免除の要請も
*以下の記事は20日午後5時49分に配信しました。
吉池 威記者
[東京 20日 ロイター] アイスランドに対する国際通貨基金(IMF)などの支援策がまとまったものの、同国の危機観測は後退していない。通貨クローナの下落に歯止めがかからず、国内総生産(GDP)の500%超に膨れ上がった対外債務がさらに増大する可能性があり、数十億ドル規模の支援策では到底カバーできないとみられている。今後は追加融資に迫られるほか、最悪の場合には債務免除要請の可能性も浮上している。
IMFは19日、総額21億ドルの対アイスランド融資を承認した。北欧4カ国もすでに25億ドルを融資することで合意しているが、ロシアは先に40億ドルの支援は多すぎるとの見解を示しており、関係各国からの支援は総額50―60億ドル程度にとどまる見通し。IMFが9月に発表したアイスランドの2008年GDP見通しは200億ドル。対外債務はGDPの500%超にのぼるため、単純計算で1000億ドル規模に達する。BNPパリバ証券クレジット調査部長の中空麻奈氏は、各国からの支援について、当面必要な資金を確保した程度で「モラトリアム(支払い猶予)の期限が迫れば債務の繰り延べは不可欠」との見方を示す。












