〔ファンドビュー〕日本株はアンダーウエート継続、輸出関連銘柄には注目=T・ロウ・プライス
[東京 30日 ロイター] 米資産運用会社T・ロウ・プライス・グループ(TROW.O: 株価, 企業情報, レポート)傘下のT・ロウ・プライス・インターナショナルでグローバル株式を運用しているポートフォリオマネジャー、ロバート・ゲンスラー氏は、日本株の投資についてはアンダーウエートを継続しているものの、輸出関連銘柄は新たな投資先として注目していると述べた。ロイターとのインタビューで30日に語った。
同氏はシンガポールを拠点に約110億ドルの資産を運用している。同社のグローバル株式運用戦略の地域別構成では、日本の配分が約3%で、MSCIオール・カントリー・ワールド指数の日本比率8─8.5%を大幅に下回っているという。ゲンスラー氏によると「日本株については06年の夏以来ずっとアンダーウエートを継続している」。
その理由としては、日本株の時価総額の約6割を占める内需関連銘柄について、少子化や高貯蓄率などの影響で今後の成長余地が限定的であるとみていることを挙げた。ただ、時価総額の4割を占める輸出関連銘柄に関しては「トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)のような世界に名だたる素晴らしい企業がある」とし、バリュエーションの観点からも、円高の影響などが株価に織り込まれ「割安な水準になっている」と指摘した。同氏は過去8カ月に日本を3回訪れており、今回も複数の企業を訪問し、成長性やバリュエーションなどを勘案しながら「魅力的な投資対象を探す」考え。
同氏は世界全体で約70銘柄に投資しており、現在保有している日本の銘柄はイオンモール(8905.T: 株価, ニュース, レポート)と東日本旅客鉄道(9020.T: 株価, ニュース, レポート)。投資した主な理由は割安だったこと。今年3月末時点では任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)も保有していたが、「ゲーム機というハードウエア分野の将来性が不確実であること」などを理由に最近売却したという。
<ブラジルを有望視>
世界の株式相場の見通しとしては、「今年後半は、金融危機によるダメージについて精査し、勝者と敗者を見極める『発見』の期間となる」とし、国や企業によってばらつきはあるものの、相場全体では「やや上昇する」との見方を示した。来年以降については世界各国が景気後退から抜け出してくるため、今年後半より堅調な相場展開を予想していると語った。 続く...












