WRAPUP1: 米雇用統計の悪化で萎む景気回復相場、実体経済や企業業績に一段と神経質
[東京 3日 ロイター] 6月の米雇用統計が予想を上回る悪化となり市場の景気底入れ観測が後退。3日の東京市場では、株安、債券高、円高に振れた。期待先行で形成されてきた相場に変化が出るのかどうかに関心が集まっており、経済指標や企業業績に振らされる展開が続きそうだ。
株式市場では短期筋が売りに回り、日経平均.N225が続落、一時9700円台を割り込んだ。
三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏は「今週前半あたりに再び楽観に変わる雰囲気があったが、今回の米雇用統計でまだ悲観相場が続いているという認識が広まった」とし、米国が期待した「グリーンシュート(新芽)」は花が咲く芽ではなく、雑草の芽に過ぎなかったようだ、と話した。
この日の相場では、下値では年金などの機関投資家から買いがみられ、下値めどの9500円を一気に割り込む動きはみられないが、実体経済や企業業績に一段と神経質になっている。
明和証券シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「来週から徐々に始まる米企業の4─6月期決算発表でマーケットの雰囲気を変えるような強気な見通しが出てくるかが注目」という。












