長期金利1.3%台半ばまで上昇の可能性、増額5年債の入札無難予想=今週の円債市場

2009年 07月 13日 07:15 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 今週の円債市場では、長期金利の代表的な指標となる10年最長期国債利回りが1.3%台半ばまで上昇する可能性があるとみられている。幅広い年限で循環物色を行ってきた投資家は、金利が大幅に低下したことから、持ち高調整の売りを優先するとの見方が複数出ていた。16日入札の5年利付国債(2兆3000億円、2014年6月20日償還)は、前回債から表面利率(クーポン)が引き下げられる可能性があるが、銀行勢の潤沢な運用資金を集め、入札は無難に通過するとの見方が多い。発行額は前回債から3000億円増額される。

 国債先物9月限の予想レンジは138.20円─139.10円。

 10年物最長期国債利回りの予想レンジは1.350%─1.265%。

 前週の現物債で各ゾーンの金利が急低下したことから、今週は調整する場面が増えるとの見方が多い。調整の幅に関しては、需給が悪くないので、大幅な調整にはならないとみられている。相場展開について、大和証券SMBC・チーフストラテジストの末澤豪謙氏は「高値圏でのもみあいになるとみている。急激な金利低下は止まり、レンジ相場へいったんは移行する局面を想定している」と述べた。買い進むには材料が乏しく、今週は手詰まり感が強まってくる可能性があるとの声も聞かれた。

 5年利付国債の入札が16日に予定されている。複数の市場参加者によると、市場実勢から判断して、0.7%クーポンになる可能性が高い。0.7%クーポンは、前回債の0.9%から0.2%下げとなり、今年1月債(第79回)以来となる。発行額は前回債から3000億円増額の2兆3000億円を予定している。入札について、みずほ証券・チーフマーケットアナリストの三浦哲也氏は「(5年債は)短期債と比較して割高感がなく、悪くない入札結果になるとみている。銀行勢の余剰資金からすれば、増発分は吸収できる」と述べた。前週の40年債のようにやや低調な入札も出てきており、増発額が多い部類となる5年債の入札だけに、好不調を示すテールが流れるようなことがあると、今後の入札へ警戒感が出てくるとの見方が複数あった。  続く...

 
 

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