為替や米企業決算にらみの展開、調整局面入りで上値は限定的=今週の東京株式市場

2009年 07月 13日 07:31 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 今週の東京株式市場は、為替や米企業決算にらみの相場展開になりそうだ。8日続落の日経平均株価は反発のきっかけを模索しているが、なお売り圧力が観測されるほか、外為市場で円高基調が強まれば主力株を中心に売られやすい地合いが予想される。米国では大手金融機関の決算発表が予定されており、内容が良ければ米株価の上昇につながり、日本株も買われるとの見方が出ている。ただ、3月以降の株高に関し修正局面に入ったとの見方から、ショートカバーなどで上昇しても上値は限定的とみられている。

 日経平均株価の予想レンジは9000─9500円。

 

 みずほ総研シニアエコノミストの武内浩二氏は、今週の米株式市場について、ゴールドマン・サックス(14日)、JPモルガン・チェース(16日)など、決算の内容次第で上下に振れやすい展開とみている。金融機関の決算については「ゴールドマン・サックスの投資判断引き上げで安心感が広がっているものの、不良債権の増加が商業銀行の業績を圧迫している可能性があり、警戒感は怠れない」という。また、「事業会社はポジティブサプライズが多いとの予想もあるが、注目は先行きの需要回復に対する見方」と指摘している。

 バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ・メリルリンチは、ゴールドマン・サックス・グループ〈GS.N〉の投資判断を「バイ」に引き上げるとともに、第2・四半期の業績予想も上方修正した。第2・四半期にトレーディング環境がよかったことで決算が予想を上回る可能性があるためという。このほか、同社の収益力が強化され、保有資産の評価額が再び急速に上がっているとして、同社の目標株価を144ドルから175ドルに引き上げた。

 これを受け、日本株に自律反発の可能性はあるが、上値の重い展開が予想される。武内氏は「急速な相場の下落で短期のテクニカル指標は反発水準に入りつつあり、一段の米株安や円高進行がなければ、値を戻す局面もあろう」と述べている。ただ「日経平均1万円で上値が抑えられたことで目先の上昇期待は後退しており、今月下旬から本格化する国内企業の4―6月期決算発表に対する警戒感もあることから、上値は限定的となろう。また、米企業決算の内容次第では、一段の調整リスクも残存する」との見方を示す。  続く...

 
 

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