不動産やM&A向け与信のリスク管理体制に重点=日銀07年度考査方針

2007年 03月 26日 17:17 JST
 

 [東京 26日 ロイター] 日銀は07年度の考査における実施方針を発表した。その中で重点項目として、与信リスクについては金融機関が与信姿勢を積極化させている不動産取引やM&A(企業の合併・買収)向けの与信について、そのリスクを十分踏まえたリスク管理体制が適切に整備されているかを検証するとした。また市場リスクとしては、オルタナティブ投資やファンド投資について外部業者任せではなく、投資を行っている金融機関自身が主体的なリスク管理を行っているか、を検証する。

 与信分野では、06年度の考査で、たとえばシンジケートローンでは地域金融機関において、管理がアレンジャーやエージェント任せとなり、審査基準や中間管理に問題のある事例があった。また不動産ノンリコースローンでは、与信額が案件価値を十分下回る範囲で行われている例が多いものの、一部ではキャッシュフロー評価の前提に問題があるなどの事例もあったという。

 07年度考査では、案件の経済評価が適切に行われているか、与信集中が回避されるような管理体制を整備しているか、シンジケートローンでは与信額に応じた損失分担を十分認識しているしてリスク管理体制を整備しているかなどを検証する。

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