UPDATE2: 中外薬<4519.T>のアバスチン薬価に市場は失望感、タミフルの影響は不透明

2007年 05月 30日 20:08 JST
 

 [東京 30日 ロイター] 中外製薬(4519.T: 株価, ニュース, レポート)は30日、抗がん剤アバスチンの薬価公表を受け、今年6月から2008年3月末までのアバスチンの売上高が薬価ベースで70億円になるとの見通しを示した。同社広報担当者がロイターに明らかにした。

 アバスチンは今年4月に承認を受け、30日に薬価が発表された。薬価は100ミリグラム5万0291円、400ミリグラム19万1299円。市場では予想価格より低いとの見方から中外の株価は30日後場に値を下げ、終値は前営業日比200円(7.09%)安の2620円となった。

 日興シティグループ証券はリポートで「想定価格より約28%低い」と指摘。このほか、中外の貧血治療薬エポジンの競合薬で、キリンビール(2503.T: 株価, ニュース, レポート)の「ネスプ」の価格が単純比較で約33%安いこともあり、貧血治療薬における中外からキリンへのシフトが予想以上に起こると考えられるとみている。

 アバスチンは、中外製薬がすでに承認を受けた抗がん剤で、今年販売を開始する主力商品の一角。売上高の予想数値は、07年6月から08年3月を想定したものとなっている。

 中外によると、今回決まった薬価は米国に比べて約40%、英国に比べて約7%、海外平均に比べて約25%低い水準という。   続く...

 
 

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